子育て 斐太北小学校がユネスコスクールに登録

斐太北小学校の3年間の取組が評価され、4月7日にユネスコスクールに登録されました。上越地区の小学校では初めての登録です。

■ユネスコスクールとは
ユネスコ憲章に示された理念や目的を、学校の組織や教育活動などに広く定着させ、児童生徒の心の中に平和のとりでを築くことを目指すユネスコが認定する学校です。また、ESD※を推進し、国内外のユネスコスクールとの交流を通して、学びを深めます。
※ESD…持続可能な開発のための教育
※CS…コミュニティスクール

■三田村校長から、お話をお聞きしました。
本校は地域に見守られ、育てられてきた学校です。全校児童68人と小規模ながらも、子どもたちは自然豊かな斐太地区で、生き生きと学んでいます。CS※の取組も11年目を迎え、保護者や地域とともに学校をつくる文化が根付いています。今回の登録は「新しい取組」ではなく「地域と築いてきた学びの姿勢」が評価されたものだと受け止めています。
本校は、生活科・総合的な学習「みらい学習」を中心に、3年前からESDを実践してきました。地域の自然や歴史を学び、自分事として未来を考える力を育んでいます。妙高の歴史、水、食、森林、伝統、暮らし…すべてが学びの教材です。こうした学びが、子どもたちの「自分たちのまちをたいせつにし、よりよくしたい」という意欲につながっています。

今後も子どもたち一人ひとりが「地球市民」としての視点をもち、未来を切り拓いていけるよう、家庭、地域と連携しながら取り組んでいきます。

■斐太北小学校のこれまでの取組
・斐太神社を訪れ地域のことを学習
・川の上流(黄金清水)で環境調査
・ヤギとふれあい命のたいせつさを学ぶ

■学校運営協議会の代表からも、お話をお聞きしました。
○太田進会長
率直に、ユネスコスクールに登録されたのは喜ばしいことです。上越地区で初めての小学校登録。サイトで学校名の掲載を確かめましたよ。

斐太地区は少子化が進んでいます。地域には核となる学校が必要であり、小学校をいつまでも地域に残したい。だから、そのために、この学校なら行きたいと思われるような特徴のある斐太北小学校でありたい…そんな思いで、CSとして活動をしています。

○石川利雄副会長
CSとして「ほんもの」の体験活動をサポートしていきたい。これまで同様、畑の野菜づくりで興味関心を高める観察の視点を話していきたい。

問合せ:こども教育課 学校教育係
【電話】74-0037