- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年9月号
■お月見だんご
夏の名残を感じつつも、秋の気配が近づく9月は、収穫や月を愛でる風習が古くから親しまれています。十五夜は、1年で最も美しいとされている中秋の名月を鑑賞しながら、収穫などに感謝する日で、旧暦8月15日のことを指します。例年9月中旬~下旬がそれに当たりますが、今年は10月6日です。
私はこの時期になると、学生時代に教育実習でお月見をテーマに、子どもたちとさつまいも餡を乗せたお月見だんごを作って食べたことを思い出します。私自身慣れない授業で不安もありましたが、楽しそうに作って「美味しい」と食べる子どもたちの笑顔に元気をもらい、ほっとしたのを覚えています。
今回ご紹介するさつまいも餡の他にも、あんこやみたらしなどお好みの味で楽しむのもいいですね。
石黒
◆一口メモ(さつまいも)
食物繊維が豊富で、また切り口から出るヤラピンが腸の働きを促し、食物繊維との相乗効果で便秘の改善に効果的です。さつまいもは、ゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素が働き、甘くなるので、じっくり蒸すか、オーブンで焼いて食べるのもおすすめです。
◆材料
○だんご(15個分)
・だんご粉※
・砂糖…小さじ1
・水…80cc
※白玉粉でも美味しくできます
○さつまいも餡
・さつまいも…1本
・砂糖…大さじ3
・牛乳…50ml
・塩…ひとつまみ
◆作り方
○だんご
(1)ボウルにだんご粉と砂糖を入れて混ぜる
(2)少しずつ水を加え、その都度混ぜて、ひとまとまりになるまでこねる ※水の量は生地のかたさに応じて調整
(3)食べやすい大きさに丸める
(4)鍋に湯をわかし、団子を入れてゆでる。浮き上がってきたらさらに3分ほどゆで、冷水にとって水気を切る
○さつまいも餡
(1)さつまいもの皮をむき、1cm幅に切って水に入れ、あくを抜く
(2)鍋にさつまいもを入れ、水を浸るくらいまで入れて中火で煮る
(3)やわらかくなったさつまいもをゆで汁を切ってつぶす
(4)(3)に牛乳と砂糖、塩を入れてよく混ぜる
(5)(4)を弱火で焦がさないように練り、お好みの固さになれば完成
※みょうこう食の歳時記は、次回市報11月号に掲載予定です