- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県佐渡市
- 広報紙名 : 市報さど 令和7年7月号
「楽しみや生きがいをもって、健康に過ごしたい」という願いを叶えるために、健康づくりに取り組みましょう。
■「がん検診」を受診しよう!
現在、日本人の2人に1人ががんになると言われており、本市においても死亡原因の1位となっています。がんは誰もがかかる可能性があり、体に異常を感じた時には、進行している場合も多いです。「受けていれば」という事態になる前に、がん検診を受けましょう。
これから間に合う市のがん検診は、市ホームページでご確認ください。受診票をお持ちでない方は健康医療対策課または各支所へご連絡ください。
健康は予防と検診の二刀流
公益財団法人日本対がん協会 2025年度がん征圧スローガン
■定期的な継続受診が最も大切です
・がん検診は、早期発見・早期治療につながり、がんで亡くなる可能性を減少させることができます。
・がん検診のデメリットとして、がんでなくても「要精密検査」となることがあります。また、がんが一定の大きさになるまでは発見できない場合や、検査では見つけにくいがんもあり、すべてのがんが検診で見つかるわけではありません。
しかし、がん検診で行われるすべての検査は、がんで亡くなることを防ぐメリットが、デメリットより大きいことが証明されています。
出典:健(検)診ガイドライン
■がんをよせつけない「健康習慣」
(1)たばこを吸っている方は禁煙を始めよう
(2)お酒をたくさん飲む方は適度な飲酒を心がけよう
(3)運動をしよう
今より、1日1,000歩多く歩いてみる
(4)食生活を改善しよう
・栄養バランスを考えて食べる
・熱い飲食物は、冷ましてから食べる
(5)ストレスを解消しよう
・十分睡眠をとる
・1日1回はよく笑う
■慢性腎臓病(CKD)を予防しましょう!
「慢性腎臓病(CKD)」とは、腎臓のはたらきが低下し3カ月以上続いている状態を指します。
新たな「国民病」ともいわれています。腎臓を大切に使いましょう。
◆腎臓マメ知識クイズ
答えは1つとは限りません。答えはこのページの下にあります。
Q1.腎臓の主なはたらきは?
(1)強い骨をつくる
(2)老廃物を尿としてからだの外に出す
(3)血液をつくる
参考:新潟医療福祉大学 中村 純子講師
Q2.日本人の何人に1人が腎臓病?
(1)5人に1人
(2)8人に1人
(3)10人に1人
出典:公益社団法人 日本腎臓財団
◆腎臓のはたらきが弱くなると…
血液中に老廃物がたまる
↓
むくみや貧血が進む
↓
透析が必要になる場合がある
◇ポイント
働き盛り世代で、透析が必要な方は増加傾向にあります。心不全や感染症など合併症の危険性が高まります。
また、医療費も多くかかります。
◆腎臓のはたらきを知る2つのポイント
◇eGFR(イー・シ゛ー・エフ・アール)(血液検査で分かります)
腎臓が1分間にどのくらいの血液をろ過して尿を作るかを知る
正常値:60以上
◇たんぱく尿(尿検査で分かります)
腎臓のはたらきが悪くなると、尿にたんぱくが出てくる
正常値:(-)(±)
健診結果で受診が必要な値の場合は、医療機関を受診しましょう。
健診結果で受診が必要な値の場合は、医療機関を受診しましょう。
◆腎臓に負担をかけないために…
・太りすぎない
↓
運動不足を解消しよう
肥満はCKD発症の危険因子で腎臓のはたらきに負担をかけます。適度に運動をしましょう。
・塩分を摂りすぎない
↓
カラダにやさしお~体に優しい野菜と塩~
市では、このテーマで減塩対策に取り組んでいきます。
・野菜 あと1皿分(70g)食べよう
・食塩 まずは1g減らそう
たっぷりな野菜と控えめな食塩で健康寿命を延ばそう!!
◆マメ知識クイズの答え
Q1.(1)、(2)、(3)
Q2.(1) 20歳以上の5人に1人といわれています。
お問い合わせ:健康医療対策課
【電話】63-3115