その他 [令和7年度]施政方針(2)

◆国の地方創生2.0に対する想い
令和6年10月1日に発足した第1次石破内閣の基本方針は、「守る」ということであり、5つの「守る」を実行していくと明言されています。その中の第三に「国民を守る」、第四に「地方を守る」とし、地方こそが成長の主役であり、地方創生をめぐる、これまでの成果と反省を活かし、地方創生2.0として再起動させると述べられています。
このことは当然にして第2次石破内閣におきましても継続されていくものと考えておりますので、今こそ地方で抱える少子化及び人口減少対策に対応した施策の取り組みをお願いしたいと考えております。
併せまして、人口減少によって長期的には、税収など歳入の減少が見込まれる一方で、高齢化はさらに進み、社会保障関係費も増額となるなど、財政の硬直化が強まることによって、公共施設及びインフラの老朽化への対応も難しくなると同時に、行政サービスの低下をもまねくこととなります。現政権におきましては、地方を守るのであるならば、地方の実情にしっかりと目を向けていただき、国の責任において取り組みを進めていただけるものと期待しております。
特に、政府が掲げる地方創生2.0の方向性として示された「人を大事にする地域、楽しく働き、楽しく暮らせる地域を創る。」「若者・女性にも選ばれる地方をつくる。」との基本姿勢は、大いに賛同するところであります。

◆誰もがずっと住み続けたいまちを目指して
人口減少は、町におきましても深刻な問題でありますが、果敢に挑んでいかなければいけません。私は、住民の絆の深さや、豊かな自然環境といった強みも持ち合わせているのが我が田上町だと考えております。人口減少は避けられない現実でありますが、これらの強みを最大限に活かして、人口規模が縮小しても町民皆様が「田上町に住んで良かった」と思えるような、活気あふれる持続可能なまちづくりを進めていくことが、行政としての使命であると考えております。
田上町に住むすべての方が笑顔で過ごせるよう「誰もがずっと住み続けたいまち」を目指して、全力で取り組んでまいります。議会からも是非ご賛同をいただき、建設的な議論を行いながら共に進んでまいりましょう。ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

※令和7年度当初予算、主要事業は次ページをご覧下さい。