- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県関川村
- 広報紙名 : 広報せきかわ (2025年4月号)
■低栄養を予防しましょう
県立坂町病院 管理栄養士 齋藤有紀
春の花が芽吹き始め、暖かさを感じられる季節になりましたが、体調はいかがでしょうか?
風邪をひいたり、歯の具合が悪いなど、ちょっとしたきっかけから食事の量が減ると、体に必要なエネルギーと栄養素が不足し、低栄養になってしまいます。
低栄養が長引くと、やせて、貧血になったり感染症を起こしやすくなったりします。
また、体力の低下にもつながります。
低栄養の予防には、食事からバランスよく栄養を摂ることが大切です。
◇低栄養を予防する工夫
◎1日3食、主食(ごはん、パンうどんなど)、主菜(魚、肉、卵、大豆製品など)副菜(野菜、海藻、きのこなど)をそろえて、果物や乳製品をデザートや間食に加えると1日に必要なエネルギーと栄養素が、バランスよく摂れます。
調理が面倒、料理を作っても余ってしまう、などのお悩みがある方は、スーパーのおそうざいで食べたいものを、ちょうどいい量で選んでみてはいかがでしょうか?
◎食べ物が噛みにくい、むせる、飲み込みにくいなどの症状がある方は、煮る、蒸す、つぶす、うらごしをするなどの調理法で、やわらかくして食べるようにしましょう。
また、食べ物を一口大に切る、マヨネーズで和える、片栗粉やとろみ剤でとろみを付けるとむせにくくなります。
◎食が細く、少ししか食べられない、やわらかい食事を用意するのが難しい、時間がない、などのお悩みがある方は栄養補助食品、レトルトのやわらか食品を利用してみましょう。
お近くのドラッグストアでお買い求めいただけます。
お気軽にお試ししてみて下さい。
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