くらし [特集]ワワククする氷見の未来をみんなでつくろう!(1)

氷見市の人口は、減少が続いており、今年4万人を下回りました。このまま人口減少が続けば、地域や産業などの維持が難しくなり、まちの活気がなくなっていくかもしれません。
そうならないように、“活力とにぎわいのあるまち”“人口が減ってもみんなが幸せに暮らせるまち”“ワクワクする氷見の未来”をみんなで考え、みんなで取り組んでいきましょう。
この特集では、氷見市の人口の現状などを紹介することで、皆さんから効果的なアイデアや提案をいただきたいと考えています。

■人口はどうなっていくの?
氷見市の人口は、昭和55年(1980年)にいったん増加傾向がみられたものの、それ以降は減少が続いています。国立社会保障・人口問題研究所による令和2年(2022年)の国勢調査を基にした将来推計人口では、令和32年(2050年)には21,973人になるとされています。

◎氷見市の総人口・年齢3区分人口の推移

(出典)昭和35年~令和2年国勢調査、令和2年国勢調査基準社人研推計

○どうして人口が減っているの?
人口の増減は、生まれる赤ちゃんの数(出生数)とお亡くなりになる人の数(死亡数)による「自然増減」、転出される人の数と市内に転入される人の数による「社会増減」に分けられ、出生数の減少や進学を機に転出し、戻ってこない人が多いことが人の減少の主な要因となっています。

○どのような年齢層が多くなっているの?
平成2年(2000年)に老年人口(65歳以上)が年少人口(0~14歳)を上回り、令和17年(2035年)には生産年齢人口(15~64歳)も上回るという推計が出ています。

◎出生数と死亡数の推移

(出典)富山県人口移動調査
死亡数が増加傾向にある一方で出生数が減少傾向にあるため、自然減の幅が広がっています。

◎婚姻数の推移

(出典)富山県保健統計
婚姻数は長く減少傾向が続いています。その要因の1つとして、令和7年4月の氷見市の15~39歳の女性の人数が男性より441人少なくなっています。

(!)令和2年の氷見市の男女の未婚率は全国・県よりも上回っています。
35~39歳未婚率

(!)令和7年4月1日富山県人口移動調査
(氷見市)15~39歳
男:3,684人
女:3,243人

◎平成27年(2015年)~令和2年(2020年)の年齢階級別純移動数(男女)

(出典)RESAS 地域経済分析システム
平成27年のある年齢層の人たちの人数が5年後にはどうなったかを表すグラフで、15~19歳の人たちが5年後に大きく減っています。大学などへの進学で転出者が多くなっており、卒業後Uターンで戻ってくる人が多ければ、20~24歳の人たちが5年後にそのマイナス分がプラスになりますが、そうならず戻ってきていない状況にあり、この傾向は年々強くなっています。