くらし 令和7年度 黒部市の予算

◆令和7年度予算を編成
令和7年度当初予算は、第2次総合振興計画の着実な推進を基本とするとともに、地方移住の意識の高まり、リモートワークや複業の普及といったコロナ禍で生じた社会の変化をチャンスに変えていくこと、さらには、デフレ基調からインフレ基調への転換および金融引締めへの転換、人口減少の加速化による社会構造の変化並びに防災対策の強化、物価高騰への対策といった喫緊の課題への対応を念頭に置いた予算としました。
また、引き続き、「住む人が輝き、人が人を呼び込むまち」実現のため、予算特別枠として黒部の未来枠を設けたほか、本市を取り巻く環境の変化や時代の要請に的確に対応した施策に取り組みます。
主な事業はP4、5で紹介していますが、国の「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に基づき、令和6年度1月補正予算において、住民税非課税世帯支援給付金事業費、プレミアム付商品券事業費など物価高騰対策を計上したほか、3月補正予算においては、トイレトラック、避難所用移動式エアコン等を購入する地域防災緊急整備費を編成して、一体的に事業を行ってまいります。

◆予算の規模
一般会計の歳出では、会計年度任用職員人件費、児童手当給付金の増加やGIGAスクール端末更新事業費が皆増する一方で、田家公民館多目的室整備事業費やおおしまパークゴルフ場移設事業費の進捗に伴う減少により、対前年度比1・5%減の223億3,000万円となっています。
歳入においては、令和6年度の定額減税の終了、給与所得の増加および家屋の新築等により、市税は対前年度比3・3%増の80億5,700万円となっています。また、借金による資金調達である市債は臨時財政対策債の皆減、公共施設等の整備事業費や改修事業費の減少により対前年度比35・7%減の10億7,120万円となっています。
一般会計以外では会計年度任用職員人件費の増加などから病院事業会計で6億5,236万円増加しました。全会計の予算総額としては、対前年度比0・4%増の475億5,630万円となっています。

◆一般会計〔歳入〕

◆一般会計〔歳出〕

*( )内は構成比、⬆⬇は前年に対する増減率を表します。


*区分ごとに1万円未満を四捨五入しているため、合計と内訳が一致しない場合があります。

◆予算特別枠「黒部の未来枠」
「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策の推進のため、令和7年度当初予算においても、予算特別枠として「黒部の未来枠」を設け、以下のアからコに寄与する施策を推進します。
ア 人口減少社会への対応(コロナ禍の変化をチャンスにし、人の面から黒部を活性化)
イ 物価高騰対策、賃金引上げ・人手不足解消対策
ウ 安全・安心、生き生きとしたコミュニティづくり、地域で支えあい、高齢者がいつまでも元気な街
エ 子育てしやすい街づくりとふるさと教育
オ 住民参加型のまちづくり
カ 黒部ブランドの確立・強化(シティプロモーションの強化)
キ 観光・文化政策の強化(黒部市全体・新川地域が相互に恩恵を受ける形での政策展開、北陸三県広域連携、中国大連市等との交流推進)
ク 地球温暖化対策、脱炭素の取組
ケ DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
コ 防災・減災対策の強化

問合せ:財政課
【電話】54-2116