- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県射水市
- 広報紙名 : 広報いみず 2025年7月号
■言語聴覚士ってご存知ですか?
リハビリテーション科 境 真
はじめまして!今年から当院のメンバーに加わりました、言語聴覚士の境です。当院では初めての言語聴覚士です。
言語聴覚士とは、話す・聞く・食べるといった、人が生活するうえで大切な機能に問題が生じた際に支援を行うリハビリテーションの専門職です。
今回は、言語聴覚士の仕事のひとつである嚥下(えんげ)障害への支援について紹介します。嚥下障害とは、食べ物をうまく飲み込めない状態のことです。具体的には、食事中にむせる、飲み込みにくい、口の中に食べ物が残るといった症状が挙げられ、これらによって誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。
当院では、嚥下障害の方に対し嚥下機能を検査し、その結果から嚥下訓練や食事内容の調整を行い、安全に口から食べられるように支援しています。
皆さんも、こうした症状に心当たりがありませんか。喉の筋力が衰えているかもしれません。そこで今回は、ご自宅でもできる「飲み込む力」を高める訓練をご紹介します。
[開口訓練]
1.口を最大限に大きく開ける
2.その状態を10秒間保つ
3.口を閉じて10秒間休憩する
4.1~3を5回繰り返す
ずっとおいしく食べ続けられるように、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
あまり馴染みのない仕事かもしれませんが、このコラムをきっかけに言語聴覚士の役割に興味を持っていただけたら嬉しいです。
■院長による「個別・医療相談室(毎月最終月曜日)」を実施しています![予約制]
■「骨粗鬆症予防教室(毎月第2水曜日・14:00~)」を実施しています!
場所:診療棟3F会議室
■内科で午後の初診受付を開始しています!(毎週月曜日・13:30~のみ)
各種問合せ先:
【電話】82-8100【HP】https://hosp.city.imizu.toyama.jp/