くらし みんなの笑顔

■七尾市地域おこし協力隊委嘱状交付式~産業の復興と活性化に取り組む~
・9月1日(月)場所…七尾市役所
地域外から市に生活拠点を移し、地域おこしの支援や住民の生活支援などの地域活性化に取り組む地域おこし協力隊として、中栄公輝さんが着任した。
中栄さんは産業振興課に配属され、商店街・温泉街の集客増員や一次産業、観光業など産業の活性化のほか、ボランティアツアーの運営などに取り組む予定としている。
茶谷市長から委嘱状を手渡された中栄さんは「いろいろなことにチャレンジしていきたい」と抱負を語った。

■100歳のお誕生日おめでとうございます~清水かづ子さん~
・9月3日(水)場所…特別養護老人ホームあっとほーむ若葉
万行町で一人娘として生まれ、結婚後は5人の子どもに恵まれたかづ子さん。家族のために織物工場で働き、退職後はシルバー人材センターに入り公園の草取りをするなど地域に貢献していた。働き者である一方、手先の器用さを生かして日本刺しゅうで大作を仕上げるなど、趣味も楽しんでいた。
お祝いの会で家族などから祝福を受けたかづ子さんは、にこにこと穏やかな笑みを浮かべていた。
長男の久義さんは「1日を大切にし、少しでも健康で長生きしてほしい」と話した。

■メンタルサポートセンター開設~被災者の心と体をサポート~
・9月3日(水)場所…公立能登総合病院
公立能登総合病院が、被災者の心身のケアのサポートを目的にセンターを開設し、9月1日から運用を行っている。
被災地支援をしている関係機関からの依頼により、震災などからの生活再建中に心身の不調が生じた人や既存のケアだけでは対応が難しい児童、認知症、身体の合併症がある人などへの受診の調整のほか、心身のケアに関する講演活動などを行う。
栃本真一センター長は「被災者の皆さんが安心して生活できるようお手伝いしたい」と話した。

■東洋大学が陸上教室を開催~トラックに広がる笑顔~
・9月13日(土)場所…城山陸上競技場
東洋大学陸上部による小学生から高校生までを対象とした陸上教室が開催され、参加者約100人が爽やかな汗を流した。
参加者は年代ごとのグループに分かれ、小学生グループは遊びを交えながら、中学生・高校生のグループはより専門的なメニューで体を動かした。大学生からの明るい声掛けもあり、終始笑顔で練習に取り組んだ。
練習後は質問コーナーが開催され、参加者は練習やケアの方法など競技への学びを深めた。

■客船「飛鳥III」がやってきた~七尾港に初入港~
・9月17日(水)場所…七尾港大田ふ頭
郵船クルーズが運航する飛鳥IIIが七尾港に初めて入港し、七尾港整備・振興促進協議会のメンバーらが歓迎セレモニーで乗客を出迎えた。同社の客船が入港するのは、令和元年以来7年ぶりとなる。
セレモニーでは協議会が七尾産コシヒカリ100キログラムと地ビールを乗客に贈呈し、アトラクションでは市内3園の園児がマーチング演奏を行った。
協議会会長の茶谷市長は「地震からの復興の歩みを見ながら、今後も市に繰り返し足を運んでほしい」と話した。

■長谷川等伯展スペシャル座談会~等伯の魅力に迫る~
・9月21日(日)場所…七尾美術館
9月20日から始まった「長谷川等伯展~帰ってきた国宝・松林図屏風~」の魅力に迫るスペシャル座談会が開催され、約180人が当時の時代背景や作品解説に耳を澄ませた。
「等伯」で直木賞を受賞した作家で七尾ふるさと大使の安部龍太郎さん、東京国立博物館学芸企画部長の松島雅人さん、七尾美術館の東四柳史明館長がパネリストを務めた。国宝・松林図屏風を中心に話題が繰り広げられ、安部さんは松林図屏風を「等伯の人生を表した絵」と語った。

■100歳のお誕生日おめでとうございます~久田とみ子さん~
・9月26日(金)場所…千寿苑
府中町で6人きょうだいの三女として生まれたとみ子さん。23歳で金沢市に嫁ぎ、終戦後は七尾に戻って日用雑貨の卸業を立ち上げた。2人の娘のために一生懸命に働き、定年後は亡き夫との社交ダンスや書道、日本画に親しんでいた。また、日常的に着物を着るなどの文化的な趣味を楽しみ、大切にしていた。
長女の敬子さんは「私たちの面倒を見てくれたことに感謝している。父と母の子どもで良かった」と目を細めた。

■アニバーサリートークショーが開催~今後も能登と共に~
・9月27日(土)場所…能登演劇堂
能登演劇堂の開館30周年と無名塾との交流40周年を記念したトークショーが行われ、10月に上演される「幽霊」の紹介や中島町での思い出が無名塾メンバーによって語られた。
トークショーの第1部は俳優の小宮久美子さん、中山研さん、島田仁さん、演出家の林清人さん、山本弘人さんが登壇。第2部では仲代達矢さんが加わり、中島町との出会いへの感謝が述べられた。
仲代さんは「能登は私にとって第二のふるさと。今後も共にありたい」と話した。