くらし 笑う門には福来たる~加賀市で青春~VOL.23

■加賀の誇り、全国へ響く 北出千佳さん
令和5年度に開催された民謡民舞少年少女県大会で見事優勝し、その実績をもとに昨年開催された全国大会の舞台に立った北出千佳さん。
小学校1年生の時に民謡を習いはじめ、現在ではたくさんのお客さんの前で、民謡の素晴らしさを力強い歌声で披露し、聞く人を魅了しています。週末になると、津端町の稽古場へと通い、尊敬する師匠のもとで、唄い方だけでなく、舞台上での心得や、礼儀作法も学んでいます。
「その土地の歴史や文化が息づいているのが民謡の魅力です」と語る北出さん。全国大会に出場した際は、自身のふるさとに伝わる「山中節」を披露しました。日本三大民謡の一つとも言われ、子どもには難しいとされるこの曲を、堂々と歌い上げ、会場に大きな感動をもたらしました。
最後に、唄う時に大切にしていることを尋ねると、「聞いてくださる方に、しっかり声が届くように、言葉をハッキリ、そして優しい表情で唄うことを心掛けています!」と話しました。今後も加賀市の伝統や文化を、民謡を通じて全国に発信する北出さんの活躍に注目していきます。