その他 特集 令和7年度当初予算(1)

■令和7年度当初予算
令和7年度当初予算が、第2回(3月)議会定例会で可決されました。皆さんが納める税金などがどのように使われるのか、その歳入と歳出について概要をお知らせします。

▽当初予算のポイント
北陸の経済動向は、個人消費や生産が緩やかに回復し、雇用情勢も緩やかに持ち直している一方で、国際的な政情不安によるエネルギー価格をはじめとした物価の高騰、円安の進行などの影響により、日常生活や経済・社会活動に大きな影響を及ぼしています。
このような厳しい状況の中、令和7年度当初予算は、町の指定避難所となっている学校体育館の空調設備を整備するなど町民の「安全・安心の確保」と「防災対策」の推進に取り組むほか、サンフィールド川北における大型遊具の追加整備や一人暮らし宅の高齢者への緊急通報体制整備事業として、新たに携帯電話回線を利用した機器を導入するなど「子育て支援と福祉の充実」にも努めています。
また、「教育環境の充実」として、中学生のニュージーランド派遣事業、英語教育の充実やICT教育を推進し、生活環境の向上と定住化支援では、町道の整備工事や区道水路などの整備補助金にも必要額を計上しており、空き家に関する支援事業など移住・定住の促進にも努めています。
さらには、「産業の振興」として、スマート農業推進事業をはじめとした農業振興、中小企業の設備投資に対する助成など地域経済の活性化にも積極的に取り組みます。
そして、健康づくり推進条例に基づく、様々な施策も展開し、関係機関や団体と連携を図りながら「健康づくりの推進」を実施し、健康寿命の延伸に繋げるほか、LINEを活用した行政手続きオンライン化やSNSによる行政情報の周知に努めるなど、更なる「デジタル化の推進」にも取り組みます。主な施策やその内容については、2ページから5ページをご覧ください。
令和7年度の一般会計は46億1000万円、前年度と比べてサンハイム三反田整備事業の完成により6億2800万円、12.0%減となっており、それに特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、62億4306万円、前年度と比べ5億8081万円、8.5%の減額となりました。

▽歳入
個人や法人から納められる町民税や固定資産税を含む町税が、前年度当初予算より1億2260万円、9.8%増の13億7360万円を見込んでおり、これに使用料などで構成される自主財源の比率が41.3%と昨年度よりも増加し、引き続き高い割合を維持しています。
そして、国や県の交付金・補助金なども活用しながら、柔軟な町政の運営に努めます。

▽歳出
ソフト事業では、非常持出袋の追加購入や感震ブレーカーの設置費用に対する助成、各保育所で実施している「わくわくチャレンジ事業」に新たに5歳児の「アート教室」を加え、保健センター内に「こども家庭センター」を新たに設置し、子育てに悩みや不安を抱えている保護者に対する相談支援体制の強化を行うほか、新たな事業にも取り組みます。また、小中学校給食費の無償化についても引き続き実施し、保護者負担の軽減にも努めます。
ハード事業では、指定避難所における空調設備やバリアフリー化、役場庁舎やふれあい健康センターの照明LED化、サンフィールド川北への大型遊具の追加整備など、施設の利便性向上や安全・安心の確保にも力を入れた内容となっております。


令和7年度川北町当初予算:62億4,306万円

▽一般会計 歳入

▽一般会計 歳出