くらし 令和6年度(令和6年4月~令和7年3月)津幡町決算報告(2)

■町債(借金)と基金(預貯金)町債は増加、基金は減少見込み

町では、道路などの公共施設を整備する際には、一時的に多額の資金が必要となるため、現在の財政状況を圧迫させることのないよう、借り入れを行っています。また、道路や施設は、長期間にわたって利用されるものですので、子や孫の世代にも「借入金の返済」という形で公平に負担してもらう役割もあります。
一般会計の町債残高は増加、事業会計の残高は減少し、合計では増加となりました。
また、財源不足や大規模災害などの不測の事態に備えて「財政調整基金」の積立をしています。「財政調整基金」は令和2年度より残高が増加していますが、今後は近年実施した新庁舎建設や屋内温水プール整備などの大型事業及び災害復旧事業のために借り入れた町債の元金償還開始により、残高は減少していくと見込んでいます。
今後も、現在と将来のバランスを見きわめながら、計画的に借り入れを行っていきます。

■津幡町の財政は健全?健全化判断基準
財政健全化判断比率とは、町の財政が健全であるかを判断するための指標です。この数値が国の示す「早期健全化基準」を超え、さらに「財政再生基準」も超えると、財政破綻したとみなされます。
下表のとおり、令和6年度末の津幡町の比率は、実質公債費比率が7.4%、将来負担比率が76.1%、そのほかの比率は赤字額や資金不足額がないため表示されません。
今後も、将来の財政負担を見据えた健全な財政運営につとめていきます。
津幡町民の皆さまへ
津幡町の財政状況は「健全」です


※赤字額・資金不足額が発生しない場合は、数値化されません

■快適で安全・安心を実感できるまち
・下水道整備費(管渠工事、浄化センター更新工事など)11億9,282万円
・道路整備・管理費(町道・橋梁の整備、維持管理など)5億2,611万円
・津幡駅東口整備事業費(道路詳細設計、工事費など)4億3,198万円
・除雪対策費(除雪業務、消雪装置整備など)2億6,298万円
・ごみ処理費(収集・処分・撤去、つばたReco管理など)2億3,078万円
・定住促進事業費(住宅取得等奨励金、結婚祝金など)1億5,463万円
・町営バス運営費(町営バス・のるーと津幡の運行経費など)1億2,840万円
・消防施設整備事業費(小型ポンプ更新配備、消防分団車車庫改修など)6,028万円
・防災情報発信力強化事業(防災情報の発信一元化システム導入など)222万円

■地域の魅力を磨き交流と活力が生まれるまち
・農地費(土地改良施設整備など)2億6,827万円
・地球温暖化対策費(カーボンニュートラル加速化事業補助金)1億5,941万円
・農業振興費(農業従事者への支援、農業振興対策など)1億2,277万円
・商工振興費(つばた元気応援プレミアム商品券、中小企業支援、商工会運営費補助、つばたお店巡りマラソン実施など)1億779万円
・林業振興費(鳥獣捕獲事業、森林保全対策など)8,403万円
・観光費(大河ドラマ誘致、観光地管理など)7,503万円
・コウノトリが選んだ町つばた事業(ライブカメラ及び人工巣塔の設置など)121万円