くらし 消費者センターだより

■作業後に高額請求をするレスキュー商法~格安広告につられないで~
トイレや風呂などの水回りの詰まりや水漏れ、ゴキブリやハチなどの害虫駆除、鍵の閉じ込めや紛失などのアクシデントは日常生活の中で突然発生します。自分で対処が難しい場合、事業者に作業を依頼することもありますが、不当に高額な請求をされたという「暮らしのレスキューサービス(レスキュー商法)」に関する相談が寄せられています。

▽相談事例
風呂の排水溝が詰まり、ネット検索で上位に表示された「基本料金1,000円」との案内がある事業者に連絡。作業を依頼したが詰まりが解消せず、「このままだと水があふれて大変なことになる」と言われ、別の機械を使った作業を提案された。別途料金がかかると言われたが、すぐに直してもらいたかったので作業を依頼し、直してもらった。作業後に代金25万円を請求され、現金で支払うよう言われたので支払ったが、ネットの表示金額とあまりにも違うので納得できない。

▽アドバイス
・格安料金を表示していても、作業後に高額な請求をされるケースがあります。ネット検索で上位に表示される事業者やポストに投函される安さを強調したチラシやマグネット広告に注意しましょう。
・すぐに対処を依頼したい時でも、できれば複数の事業者から見積りを取り、比較・検討しましょう。
・事業者が不安をあおるようなことを言ったり、契約を急かす時は要注意です。料金や作業内容を確認して、納得できない時は断りましょう。
・状況によっては、訪問販売に該当することもあります。消費者センターにご相談ください。また、県内で「レスキュー商法被害対策弁護団」が結成されました。弁護団への相談を希望する場合は、消費者センターにお問い合せください。

困ったときは一人で抱え込まず、消費者センターへご相談ください

問合せ:
消費者センター【電話】73-8017【E-mail】[email protected]
消費者ホットライン【電話】188(局番なし)
「泣き寝入りは、いやや(188)!」