くらし あわら市未来への道~市民とともに描く総合振興計画~

■総合振興計画とは
今後10年間で、あわら市がどのようなまちづくりを進めていくのかを示す総合的な計画で、市民の皆さまの暮らしにも関連します。
豊かで魅力に満ちた地域社会の実現と、その持続的な発展を目指すことを目的としています。
現在の第2次あわら市総合振興計画の計画期間が今年度末に終了するため、現在新しい第3次総合振興計画の作成を進めています。

▽計画の構成
この計画は、次の図のように3つの計画から構成される3層構造となっており、それぞれに期間と役割があります。

▽計画の策定
総合振興計画は、今後のまちづくりの羅針盤となるため、市民の皆さまのご意見を反映して策定することが重要です。
これまでに、市民の声を伺う取り組みとして、市民アンケートや小・中学生アンケート、市民ワークショップを実施しました。得られた内容やご意見については、できる限り計画に反映するとともに、市役所職員に共有し、今後のまちづくりに活かしていきたいと考えています。
また、大まかな計画内容を作成した段階で、パブリックコメントを予定しています。その際には、ぜひ皆さまのご意見をお聞かせください。

■市民の声を聞く
市の政策やまちづくりに関する市民の皆さまのご意見を伺うため、アンケートを実施しました。

(1)市民アンケート調査
対象者:18歳以上の市内在住者2,000人(無作為抽出)

(2)小・中学生アンケート
調査対象者:市内の小学5年生~中学3年生

▽アンケートより一部を紹介(上位5項目)

■あわら市の魅力と課題を考える
総合振興計画の策定に向けた「あわら市みらい創造ワークショップ」を3回開催しました。
そのうち1回目には、自営業者や農業者、旅館関係者、子育て中の人、学生、また市の若手職員など、幅広い世代の28人が参加し、あわら市の魅力と課題について意見交換を行いました。
参加者は、それぞれの立場から見たあわら市について、時には真剣に、また時には楽しそうに語り合っていました。

▽魅力
・静かできれいな場所がたくさんあるところ
・ストレスが少なく生活できるところ
・山、海、湖など自然が豊富
・芦原温泉駅があって、アクセスが良い
・話したり、野菜を分け合うような近所づきあいがある
・温泉も含め、魅力ある企業がある

▽課題
・働く場所の選択肢が少ない
・人とつながる機会がない
・車がないと生活が難しい
・市民に情報が届いておらず、知らないことが多い
・芦原温泉駅とあわら湯のまち駅間の移動
・企業や大学との連携が少ない

※意見より一部抜粋

■めざしたい未来のあわら市を考える
2回目・3回目のワークショップでは、5つのテーマに分かれたグループで、あわら市の未来の姿とその実現に向けて必要なことについて具体的に話し合い、発表を行いました。

▽産業・仕事、観光
“誰か”じゃなくて“私”がつくる自慢のまちあわら
・住民がPR隊になるまち
・屋台村でシェアキッチン
・市民限定温泉ツアー
・バースデー入浴無料

▽生活環境・安全、環境・都市基盤
これぞ住みたくなる!!~ねむらない街AWARA~
・ボランティアポイント制度
・花のアートづくり
・すばらしい自然のPR、SNSで発信
・24時間の自動運転バスの導入(観光客も市民も利用できる)

▽福祉・保健・医療
地域と共に自分らしく生活できる街あわら
・カフェやデパートの誘致
・福祉サービスの誘致
・多種多様なコミュニティづくり

▽教育・文化・スポーツ
つながりあって学べるまち~あわら学~
・ふるさと教育の充実(地域と学校をつなぐ)
・地域人材の活用
・地域施設を使ったワークショップの情報発信強化

▽共生・協働・コミュニティ
住みたくなる 住みつづけたくなる 日本一やさしいまち あわら
・子育て期も正規共働き(共家事)
・空き家の利活用
・週1公民館カフェ
・あ!わーらどフェス(外国人交流)
・高齢者にやさしいDX
・若者会議の開催