文化 金津本陣IKOSSAIKOSSAに歴史を学びにいこっさ!郷土歴史資料館だより

■新たな県指定文化財の紹介「伊井白山神社本殿(いいはくさんじんじゃほんでん)附(つけたり)棟札(むなふだ)3枚」
令和7年5月13日付けで、「伊井白山神社本殿附棟札3枚」が新たに県指定文化財に認定されました。
伊井白山神社は、伊井地区伊井区の南東に位置しています。本殿は、入母屋造(いりもやづくり)、杮葺(こけらぶき)の建物で、全体に龍や天女、中国の故事の場面などが彫刻で表現されています。この本殿は、棟札の記述から文化3年(1806年)の建築で、伊井地区を拠点に活動した伊井大工の手によるものです。伊井大工は、江戸時代から近代にかけて、現在のあわら市や坂井市など嶺北地域を中心に活躍しました。
このように、伊井白山神社本殿は、江戸時代後期の県内寺社建築の特徴を持つ代表的な事例であり、同時に伊井大工の優れた建築技術を伝える貴重な事例としても重要です。

■夏季企画展展示資料の紹介「薄作りの土器」
現在開催中の夏季企画展「発掘調査から読み解く南稲越遺跡」の展示資料より、「薄作りの土器」を紹介します。
弥生時代の終わり頃から古墳時代の初めにかけて、日本全国で薄い土器が作られるようになりました。中でも伊井地区近辺の土器は非常に薄く、南稲越遺跡では、厚さがわずか2mmしかない土器が数多く発見されています。このような薄い土器を作ることは、とても難しく、現在の技術でも再現が困難です。
ぜひ、当地域の人々が高い技術力をもって製作した驚異的な薄さの土器をご覧ください。
期間:8月31日(日)まで
ところ:郷土歴史資料館
入場料:無料

問合せ:郷土歴史資料館(金津本陣IKOSSA2階)
休館日:月曜日・第4木曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間:9時30分~18時(最終入館17時30分)
【電話】73-5158【FAX】73-1038【E-mail】[email protected]