くらし [特集]シリーズ まちづくり VOl.51

■第3次南アルプス市総合計画を策定しました
▽南アルプス市総合計画とは
南アルプス市総合計画は、本市の今後10年間のまちづくりの方向性を示す計画であり、市の最上位計画になります。
計画では、「南アルプス市で暮らす誰もが幸せを実感できるまち」を目指し、その基本的な方向性を示す指針として、「将来像」とその実現に向けた政策体系を示し、まちづくりを総合的、計画的、かつ具体的に推し進めることを目的としています。

○計画の構成イメージ図

▽総合計画の構成と期間
総合計画では、本市の目指すべき将来像やその実現のための政策方針(2034年のまちの姿)などを示した「基本構想」、基本構想に基づき、具体的な施策とその目標や事業展開を示した「基本計画」、基本計画に定めた施策を計画的に実施するため必要な事務事業を示した「実施計画」の三階層から構成されます。
計画の期間は、基本構想を10年間(令和7年度〜令和16年度)とし、基本計画は5年間(令和7年度〜令和11年度)を前期基本計画とし、5年後に見直しを行い後期基本計画を策定します。実施計画については、3年間を計画期間とし毎年度見直しを行います。

▽10年後の将来像
地域経済の活性化や子育て施策の充実などにより移住者が増加する中、多様な価値観を持つ市民同士が、ユネスコエコパークの理念のもと、これまで育んできた地域の自然や歴史・文化を守り活かしつつ、共に幸せを感じることのできる豊かなまちをつくり、未来へとつなげていくことが求められています。
こうした背景を踏まえ、10年後(令和16年度(2034年度))の将来像を下記のとおり定めます。

将来像:人がつどい 次世代につなぐ 活力あふれるまち 南アルプス
~自然と暮らしが調和した幸せ共感都市~
○まちづくりの目標(0~10点で評価)
市民の幸福度
令和5年度(2023年度)6.8点

令和16年度(2034年度)7.0点

▽市民の幸福度の実現
今回の総合計画では、誰もが幸せを実感できるまちづくりを目指し、地域における市民の幸福度を、本計画の最上位の成果指標として位置付けています。令和5年度(2023年度)に実施した市民アンケートの結果、6・8点だった市民幸福度を、この計画の実行により7・0点とすることを目指します。

▽2034年のまちの姿
10年後の将来像の実現に向けて、これからの南アルプス市をどのようなまちにしていきたいか、そのためには何が必要となるのかを市民の皆さまと検討するための市民会議を開催し、その中で出された意見を踏まえて2034年のまちの姿を次の通りまとめました。

・多様なみんながつながる、安全・安心のまち
市民同士がお互いの考えや価値観を認め合い、社会の一員として地域と関わることで、ともに楽しく快適で、安全・安心に暮らすことのできるコミュニティが実現しています。

・ともに生き支え合う、健康と幸せのまち
市民がお互いに助け合い、支えあう関係を通じて孤独・孤立を防ぐとともに、生涯にわたり市民一人一人が心身ともに健康で幸せな暮らしが実現しています。

・こどもまんなか、夢や希望が描けるまち
妊娠・出産から子育てまで途切れのない支援が得られる「こどもまんなか」の社会により、生まれ育った環境によらず、すべてのこどもが夢や希望を描ける環境が整っています。

・豊かな地域資源で、魅力・活力あふれるまち
豊かで多様な地域資源を最大限に活かすことにより、若者にとって魅力的な仕事が生まれ、将来にわたり地域で暮らし続けることができる環境が整っています。

・自然とともに、快適で住みよいまち
ユネスコエコパークの理念に基づく持続可能な土地利用により、環境に優しく災害に強い、市民にとって便利で快適なまちが実現しています。

・地域で学び、地域に活かすまち
こどもから大人まで生涯を通じて地域においてさまざまな学びが得られ、その成果を地域での暮らしや仕事に活かすことにより、市民の郷土愛が育まれ、魅力ある地域が実現しています。

・次世代へつなぐ、持続可能な自治体経営
本市の財政状況が安定し市民のニーズに合った適正な行政サービスが提供され、将来にわたり持続可能な自治体経営が実現しています。

▽みんなでつくる南アルプス
本市が目指す将来像は、行政の取り組みだけで実現することは困難です。市民や事業者など、本市に関わるさまざまな主体と行政がお互いの立場を理解・尊重し、積極的に連携・協働しながら地域全体として取り組んでいくことにより、市民一人一人にとっての幸せの実現を目指していきます。

第3次南アルプス市総合計画の全体は本紙二次元コードからダウンロードできます。

問合せ:政策推進課
【電話】282-0149