イベント 二十歳の誓い

1月12日(日)笛吹市いちのみや桃の里スポーツ公園体育館で「令和7年笛吹市二十歳の誓い」が開催され、620人の二十歳の新たな門出をお祝いしました。

■令和7年笛吹市二十歳の誓い実行委員長
花形文平さん
笛吹市の市制20周年を迎える重要な年に、この二十歳の誓い式典に参加できたことを大変嬉しく思います。
今や目まぐるしい進化を遂げているAI技術ですが、皆さんも日常生活でAIを活用している方が多いと思います。しかしながら、AIに依存してしまっては、自律的な思考を妨げてしまうかもしれません。今後も進化を続けるAIに対しての関係性を考えていく必要が今まで以上に高まっています。人は、一生のうちで近い関係になるのは約3,000人と言われています。その中で親しい会話ができるのは約300人、友人と呼べるような仲になるのは約30人と言われています。私たちは、この広くて狭いような関係を今後の人生においても築き上げていくことでしょう。そして、人生100年時代といわれる今の世の中においても人間関係は切っても切り離せない大切なものであると思います。このような時代だからこそ単にAIを頼り切るのではなく、これからの人生においても周囲の人たちと助け合いながら良好な関係を築き上げていきたいと思います。
皆様のおかげで私たちは晴れて今日という日を迎えられていることを胸に刻み、感謝の気持ちを忘れずに、新成人として自覚と責任のある行動に努めていきたいと思います。

■誓いの言葉
上原宝さん
家族や友人のおかげでこの20年間、間違いなく色鮮やかな人生でした。私には両親がいて、帰る家があるという日常の生活が、呼吸するくらい当たり前にできていることに感謝し、自分が置かれている環境を幸せだと思える人になりたいと考えています。私たちの人生が私を取り巻くどれほど多くの方々によって支えられてきたのかを改めて実感しました。それと同時に、支えてきてくださった方々へ感謝の気持ちを伝えることが年を重ねるにつれて恥ずかしさなどの感情によって、少なくなってきたように思います。この場をお借りして、今まで支えてきてくださったすべての皆様に改めて感謝申し上げます。両親が生んでくれたこの体を何一つ無駄にすることなく、この目で人の痛みに気づき、この耳で人の声に耳を傾け、この手で人を支え、この足で自分の目指す未来に向かって歩んでいきたい。今まで支えられてきた分、今後は人を支え、守れるような器の大きい大人になれるよう、日々努力していくことをここに誓います。

■誓いの言葉
中村漱吾さん
私たちは現在、大学や専門学校などで将来の目標に向かって勉学に取り組んでいたり、就職し社会人として生活を送っていたりしています。家族や友人と離れて、生活している人もいるでしょう。私もその1人です。だからこそ、心に響く言葉があります。「大切なものは、目に見えない」
この言葉はサン=テグジュペリの小説「星の王子さま」の一節です。一人暮らしを始め、心の中にある誰かを思う気持ち、信頼や希望といった目には見えないけれど大切なものを感じる機会が増えました。物質的な価値以上に、目に見えないものが人生において大きな意味を持ち、大切なものは心の中や行動に現れ、それが私たちの生活を豊かにすることを忘れず、これからも精進してまいります。