くらし 〔9月9日は救急の日〕救急車の適時・適切な利用にご協力ください

■救急隊は、命を守るため一刻を争い、全力で活動しています
症状に明らかな緊急性がなくても、「無料だから」、「自分で病院を探すのが面倒だから」、「すぐに受診できて便利だから」といった理由で救急車を呼ぶ事例が増えています。救急車は、皆さんの命を守るための限りある医療資源です。適時・適切な利用にご協力ください。

◆増え続ける救急車の出動
長野市消防局管内では、救急車の出動件数、搬送人員ともに増加傾向にあり、令和6年には過去最多を更新しました(図1)。令和2年と比較すると、出動件数・搬送人員ともに約6,000件(人)増加しています。高齢化の進展に伴い、今後も増加が見込まれます。

▽図1 救急車出動件数と搬送人数(長野市消防局管内)

◆軽症での利用が救急医療をひっ迫
令和6年の搬送人員の約半数を、入院の必要がない「軽症」が占めています(図2)。軽症での出動が増えると、命の危機に直面している重症な人への対応が遅れ、救える命が救えなくなる可能性があります。

▽図2 傷病程度別の搬送人数
(長野市消防局管内)

◆迷ったらまず相談、緊急時は迷わず119番
病気やけがで救急車を呼ぶか迷ったら、「長野県救急安心センター【電話】#7119」・「長野県小児救急電話相談【電話】#8000」にご相談ください(P28参照)。緊急性が高い場合は119番通報で救急車を要請してください。

◇皆さんのご理解とご協力をお願いします
救急車の適時・適切な利用は、限りある医療資源を守り、医療を必要としている人に迅速な対応を行うために不可欠です。ご理解とご協力をお願いします。

問合せ:警防課
【電話】227-8002【FAX】226-8461