くらし 令和7年3月市議会定例会 市長施政方針(要旨)(1)

■将来を見据えた上田のまちづくりに向けて、職員一人ひとりが幸せ創造仕掛人となり施策を推進してまいります
●上田市誕生20周年記念
令和7年度は、新市誕生から20周年という節目を迎えます。
記念すべき20周年を迎えるに当たり、8月1日から令和8年7月31日までを「上田市誕生20周年記念事業」の実施期間とし、市が開催する事業を計画するとともに、市民の皆さまが主体となり実施する事業への冠付与についても募集を呼びかけております。大勢の皆さまとこの節目を祝い、市政の一層の飛躍を目指してまいります。

●資源循環型施設建設への取組
上田地域広域連合で進めております環境影響評価が1月末で完了したことを受け、関係自治会において、施設建設をお願いするための説明会を実施しております。
施設建設に向けた大きな節目の時期を迎えていると考えており、すべての説明会終了後には、地元自治会・関係団体で構成される資源循環型施設建設対策連絡会へ施設建設に係る基本的な協定の締結をお願いする予定です。
地域の皆さまには、引き続き具体的な御協議をいただきますが、御理解と御協力をお願い申し上げます。

●生ごみ減量・再資源化に向けて
昨年開催した市民説明会において多くの御意見などを頂戴し、ごみの減量・再資源化の必要性について御理解をいただくためには、さらなる周知が必要であると感じたところであります。
可燃ごみに含まれる生ごみの割合も減少傾向にあることから、有機物リサイクル施設について、規模や事業費などの精査を行ってまいります。
市が目指す「循環型社会の形成」に向けて、御理解・御協力が得られますよう丁寧に事業を進めてまいります。

●上下水道事業への取組
これからの水道を守り、安全・安心な水道水を将来にわたり安定的に供給するために、水道事業の広域化は有効な手段と捉えておりますが、12月に開催しました市民説明会では、十分な説明と議論が必要ではないかとの御意見も多くいただいたところであります。地域にふさわしい水道事業のあり方を市民の皆さまと一緒に考え、将来の水道事業の方向性を示せるよう取り組んでまいります。
一方、下水道事業では、老朽化が進む下水道施設の効率的かつ計画的な更新を図るため策定した第2次ストックマネジメント計画に基づき、南部終末処理場の水処理設備や電気設備、脱水設備などの更新工事を予定しております。
また、令和6年能登半島地震をきっかけに策定した上下水道耐震化計画に基づき、処理場や管渠施設の耐震化を計画的に進めてまいります。

●第三次上田市総合計画策定に向けて
昨年6月に上田市総合計画審議会に諮問し、審議会委員の皆さまに御議論をいただき、併せて、郵送やウェブを通じたアンケートのほか公共施設に設置したパネルによる意見募集やワークショップの開催など、多くの市民の皆さまの声をお聞きすることができました。
審議会で御審議いただいた総合計画(案)について、2月に本計画の骨格となる中間答申をいただいたところです。3月にパブリックコメントを実施し、9月市議会定例会での議案上程を目指して、策定を進めてまいります。