文化 文化施設だより-高遠町歴史博物館・伊那市民俗資料館からのお知らせ

■高遠町歴史博物館
◇高遠城址公園開園150周年記念展
日時:12月14日(日)まで(入館料が必要です)
会場:2階セミナールーム
本展示では、空間デザイナーの池上典氏による「高遠城の再現図」を多数展示しております。
池上氏は資料や研究の成果をもとに高遠城を描きましたが、その際にデザインの設計技術を生かしており、高遠城全体および内部の「空間」に焦点を当てて描いたことがわかります。図視化された高遠城を眺めることで、新たな発見があるかもしれません。

◇第36回歴博講座―高遠城址公園150周年記念展関連企画-
日時:8月23日(土)午後1時30分~3時30分
会場:地域間交流施設(歴博隣り)
講師:丸山敞一郎(しょういちろう)氏(伊那市史跡高遠城跡保存活用計画策定委員会副委員長)
演題:史跡・高遠城跡-絵図・古写真で読み解く高遠城-高遠城が公園になってから150年。ありし日の高遠城はどのようなものであったのか、残された絵図や古写真から読み解きます。
定員:40人
参加費:100円
予約:7月12日(土)から電話かメールにて受け付けます。

◇戦争に関する資料提供のお願い
秋季企画展開催にともない、戦争にかかわる資料(実物資料や写真など)を集めています。展示にあわせて資料を貸していただける方がいらっしゃいましたら、博物館までご連絡ください。
※資料の選定を行う場合がございます。
※当館での資料の保存をご希望の方は別途ご相談ください。

◇常設展 展示品紹介
唐草文土器(からくさもんどき)
縄文時代中期後葉(約4500~4000年前)のもので、高遠町原遺跡の竪穴住居跡から出土しました。
体部はつる草のような文様(唐草文)で区画され、その間を「く」の字が連なった文様(綾杉文(あやすぎもん))がびっしりと描かれています。器形はくびれをもち、丸みを帯びているのが特徴です。
深鉢形の土器は縄文時代を通して普遍的につくられ、主に煮炊きや食料の貯蔵などに使われました。
※現在全展示室が常設展です。

問合せ:高遠町歴史博物館
入館料…一般400円
7月休館日…7日(月)、14日(月)、15日(火)、22日(火)、28日(月)
〒396-0213 伊那市高遠町東高遠457
【電話】94-4444【FAX】94-4460【E-mail】[email protected]

■伊那市民俗資料館
◇第3回高遠の歴史を知ろうシリーズ
日時:7月20日(日)午前10時~正午
会場:民俗資料館(高遠なつかし館)
講師:福澤浩之(ふくざわひろゆき・高遠町歴史博物館学芸員)
演題:寺院にまつわる物語
定員:20名
参加費:無料(入館料が必要です)
予約:電話にて受け付け中。※定員に達し次第終了

◇昭和100年をふりかえる~民俗資料館の展示から~
2025年は、昭和元年から数えて100年目の年にあたります。これを記念して、昭和時代まで使われていた道具を紹介します。
右の写真は糸車です。手作業で糸を紡ぐための道具で、こまの回転を利用して糸を作ります。使い方は、片手でこまを回し、もう一方の手で糸に撚(よ)りをかけながら糸を紡車に巻き取ります。
伊那谷は古くから養蚕(ようさん)が行われており、特に江戸時代以降盛んとなり日本を代表する産地のひとつとなりました。
※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:伊那市民俗資料館
入館料…一般200円
7月休館日…毎週火曜日、水曜日、木曜日
〒396-0213 伊那市高遠町東高遠2074
【電話・FAX】94-4044【E-mail】[email protected]

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両館とも高校生以下および18歳未満の方、障害者手帳等をお持ちの方(付添いの方1人を含む)は無料です。団体その他の減免制度についてはお問い合わせください。
開館時間:
歴史博物館…午前9時~午後5時
民俗資料館…午前10時~午後5時
入館受付けは各館とも閉館30分前までです。