健康 がん検診を受けましょう ~早期発見と早期治療が大切~

「がん」は早期発見・早期治療で、生存率を高められる病気です。今回は、本市のがん検診を担当する清水忠博先生にがん検診や早期発見の大切さをお聞きしました。

▽清水外科胃腸科医院 院長 清水 忠博さん
一般外科や内科、胃腸科、肛門疾患を専門としているほか、乳腺、甲状腺の病気、乳がん検診も得意。本市のがん検診にも、積極的に関わっていただいています。
一般社団法人塩筑医師会の前会長を務めました。

◆がんは治らない病気なのでしょうか
これまで、一部のがんに関して治らないという認識があったことは事実です。
しかし、現在のがん治療は進んでおり、早期発見と適切な治療によって多くのがんは治癒することが可能です。治療がうまくいくかどうかは、発見のタイミングが大きく影響します(表参照)。がんは初期段階では自覚症状が少ないため、がんになりやすい年齢(グラフ参照)を考慮し、定期的ながん検診を受けて早期に発見することがとても大切です。

▽表 総合病期別5年実測生存率

▽グラフ 人口10万人に対するがんの罹患(りかん)人数

出典:厚生労働省「令和2年全国がん登録罹患数・率報告」

◆がんを早期発見するメリットを教えてください
早期のがんは比較的小さく、進行していないため、さまざまな治療によって完全に治癒することが可能な場合が多いです。早期発見のメリットは次のものがあります。

◇治療の成功率が一気に高くなる
◇治療法の選択肢が広がる
手術、放射線、抗がん剤など、効果的な方法を組み合わせて治療できる。しかし、がんが進むと選択肢が限られる。
◇治療の負担が軽い
治療にかかる時間や体への負担が少ない。大きいがんの切除に比べ、早期のがんは小さい範囲で切除でき、入院期間が短くなる。
◇治療費が抑えられる
進行がんの治療に比べ、早期のがん治療は費用が抑えられることが多い。
◇長生きできる可能性が高くなる
がん治療は早いほど生存率が高くなる。

定期的にがん検診を受けることで、進行した状態でがんが見つかるリスクを減らし、命に関わるようなケースを逃れることができます。特に子宮頸がん、乳がん、胃がん、大腸がん、肺がんなどは早期発見が非常に大切です。また、検診の結果が「異常なし」の場合、日々の生活に安心感を得ることができます。

■教えて!清水先生
Q.がん検診は何歳から受診するのが良いでしょうか
A.塩尻市では、がん検診の種類により受診できる年齢が異なります(表参照)。年齢に関わらず症状がある場合は、保険診療で検査できます。ご自身の健康を守る一歩として、積極的に検診を受けることが大切です。


※前立腺がん検診の対象は、50~77歳の男性です。

■がん検診の受診ステップ
▼ステップ1 受診できる検診を知る
広報塩尻3月号に折り込んでいる「けんしんメニュー」または本紙のコード(市ホームページ)でご確認ください。

▼ステップ2 検診を申し込む
対象世帯には、3月初旬に「申し込みはがき」が届きます。

▽申し込み方法
・はがき 希望する検診に○をし、郵便ポストまたは健康づくり課にある回収箱にお入れください。
申込締め切り日:3月21日(金)(必着)
・インターネット 本紙のコード(市ホームページ)でお申し込みください。
申込期間:3月1日(土)~8年1月末(予定)

▼ステップ3 検診票が自宅に届く
検診時期に合わせて、郵送でお届けします。

▼ステップ4 日程を確認・変更する
日程を変更する場合は、必ず健康づくり課にご連絡ください。

▼ステップ5 検診を受ける
注意事項をご確認の上、検診を受けてください。

▼ステップ6 結果を確認する
精密検査の対象の場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

問合せ:健康づくり課健康推進係
【電話】[直]0263-52-0854

■もしものときはこちらもご活用ください「アピアランスケア助成事業」
がんの治療に伴う外見の変化を補うことを目的に、医療用ウイッグや乳房補整具などの購入費用の一部を助成します。
詳細は本紙のコード(市ホームページ)でご確認いただくか、お問い合わせください。

問合せ:健康づくり課健康推進係
【電話】[直]0263-52-0854

■もっとがんについて知りたい人はチェック「春休み! えんぱーくまるごと親子がん教室」
親子で、がんや健康について楽しく学び、考えてみませんか。
イベントの詳細は、本紙23ページのくらしの情報「春休み! えんぱーくまるごと親子がん教室」をご覧ください。

問合せ:市立図書館
【電話】[直]0263-53-3365