くらし 地域おこし協力隊が行く! 2025.9 Vol.90

■新任の隊員を紹介します!
◇6月着任 勝又 里絵(かつまた りえ)隊員
ワインandビアミュージアムのワインコンシェルジュなどワインシティ推進支援を担当しています。生まれは上田市で千葉から長野へUターンで戻ってきました。東御市の住みやすさや食べ物の美味しさ、景色の美しさを感じながら、大好きなワインに携わる仕事が出来ることに感謝しています。これまで軽井沢のレストランや北海道ニセコのペンション、ワイナリーで醸造補助や販売などを経験してきました。休みの日にはワイナリー巡りやヴィンヤードで畑作業を楽しみ、地元野菜で作ったおつまみでワインを飲むのが好きな「長野ワインファン」として、たくさんの方に東御ワインの魅力をお伝えし、ファンを増やしていきたいと思っています。

◇6月着任 海老名 斉(えびな ひとし)隊員
このたび「東御ワイン・ツーリズムコーディネーター」として、ワイナリー等と連携した体験プランの造成およびガイド人材の発掘育成を目指し着任しました。
前職は、東日本大震災と原発の被害からの復興を目指す福島県南相馬市で、交流人口増に向けた観光客誘客に取り組みました。過去には、東京や関東圏、出身地の新潟市などで旅行業に約30年携わりました。東御市では、趣味のワインと旅行業の経験を活かし、わかりやすい言葉と親しみやすい内容で、とうみワインが身近に感じられる環境を創出したいと思っています。ワイン・ツーリズムを通して、まちに笑顔と賑わいをもたらします。応援してください!

■地域の食文化を支える〝お母さんたち〟を取材しました
・農畜産物振興担当 野上 珠美(のがみ たまみ)隊員・母袋 秀典(もたい ひでのり)隊員
活動の中で市内の事業者さんを取材しました。今回は地域を支えるお母さんたちが立ち上げた加工場をご紹介します。
まずは、「北御牧村味の研究会」さん、来年でなんと40周年です!最初は、同じ思いを持ったみんなで出資して会を発足、当然、豆腐作りも手探り。うまく固まらず練習を重ねて……今では地域の看板となるお母さんの味に。発足当時のこだわりは今も変わらず、大豆は丸ごと、〝消泡剤〟不使用。「みまき豆腐を残したい」という思いを強く感じました。地域のつながりから生まれた味を、これからの世代にも届けていけたら素敵ですね。
続いて、「信州味の里とうみ」さん。今年20周年。地域の味噌づくりを守る使命と女性の雇用創出を目的として設立されました。味噌づくりのほか、地域の生産者さんを支える委託加工を担うとともに、加工施設は生産者さんにも開かれ、一緒に加工作業に関わっています。農作物の魅力をさらに引き出し、理想の味に近づけているとのこと。
どちらも、活動から地域への愛情がみなぎり、地域の食文化と豊かな農村を守り続ける母親的な存在だと感じました。他にも私たちの活動をSNS等で発信中です。移住者が見た東御市の魅力を是非ご覧ください!

編集担当:地域づくり特任支援員 小林