くらし 令和6年度 決算の状況(1)

令和6年度の東御市における一般・特別・企業会計のそれぞれの決算が、市議会9月定例会において承認され、一般会計の決算額は歳入総額178億378万円、歳出総額170億5,799万円となりました。
一般会計を中心に決算の概要をお知らせします

■一般会計の決算額

◆歳入…178億378万円
歳入を構成比でみると、市税などの自主財源は41.8%、国や県の補助金などの依存財源は58.2%となりました。

◆市税に含まれる目的税の活用状況
▽都市計画税
都市計画区域内の土地または家屋の所有者に納めていただく都市計画税の納付額は、2億2,003万円でした。下水道事業会計における下水道整備事業および都市計画認定事業に係る市債の償還金に活用しました。

▽入湯税
温泉の入湯客に納めていただく入湯税の納付額は、331万円でした。観光費および消防施設費として活用しました。

歳入…年度内に入ってきたお金
自主財源…市が独自に収入することができるお金。市民税、固定資産税、使用料や手数料など
依存財源…国や県などから入ってくるお金。国庫支出金、県支出金、地方交付税、地方譲与税、市債など
市税…固定資産税や市民税、都市計画税など
繰入金…各基金から取崩して一般会計に繰り入れたお金
財産収入・寄附金…土地貸付収入やふるさと寄附金など
諸収入…貸付金元利収入など
繰越金…前年度の余剰金など
分担金・負担金…私立保育料、施設入居者負担金など
使用料・手数料…市営住宅使用料、公立保育料など
地方交付税…各市町村が標準的な行政サービスを提供できるよう、一定の基準により国が交付する税
国県支出金…国や県からの補助金など
交付金…地方消費税交付金や地方特例交付金など
市債…市が長期にわたって借りるお金
地方譲与税…国から地方に譲与される税金

◆歳出…170億5,799万円
歳出のトップは民生費で全体の32.1%を占めました。第2位は総務費の20.1%、第3位は公債費の10.9%となっています。
また、それぞれの区分に含まれる人件費は総額で34億2,398万円(歳出総額の20.1%)になりました。

歳出…年度内に使ったお金
民生費…一定水準の生活と安定した社会生活を保障するための経費
総務費…市の全般的な管理等にかかる事務経費など
公債費…市が借入したお金の元金・利息分を返済するための経費
衛生費…健康で衛生的な生活環境を保持するための経費
土木費…道路や河川などの整備にかかる経費
教育費…学校整備や社会教育などの経費
商工費…商工業振興や観光振興の経費
農林水産業費…農林業振興の経費
消防費…消防・防災対策などの経費
議会費…議会の活動に要する経費
災害復旧費…被災した道路等の復旧にかかる経費

※各金額と構成比は、表示単位未満を四捨五入しているため、合計と一致しない場合があります。

■こんな事業に取り組みました
◇総務費
物価高騰低所得者支援事業費(定額減税調整給付金関連経費)…2億3,348万円
ふるさと納税業務委託料…1億6,488万円
湯の丸高原スポーツ交流施設(屋内運動施設)修繕工事費…7,508万円

◇民生費
滋野児童館・児童クラブ建設工事費…3億1,649万円
低所得世帯支援給付金(非課税・均等割のみ課税世帯分)…4,650万円

◇衛生費
病院事業会計繰出金…4億2,448万円
出産・子育て応援給付金…1,440万円
最終処分場砂ろ過設備修繕工事費…1,062万円

◇農林水産業費
中山間地域等直接支払交付金事業費(耕作が困難な水田の維持管理費)…1億303万円
地域産物販売促進施設建設工事費…6,928万円
防災重点農業用ため池耐震評価委託料…4,342万円

◇商工費
温泉施設等指定管理委託料…8,500万円
交通システム運行費補助金…7,914万円
海野宿滞在型交流施設改修工事費(外構工事含む)…4,939万円

◇土木費
下水道事業会計繰出金…9億823万円
道路舗装等修繕工事費…1億3,994万円
中央公園遊具設置工事費…1,737万円

◇消防費
常備消防費(上田地域広域連合への支払い)…4億4,615万円
消防団車両等購入費…594万円
防火水槽撤去工事費…374万円

◇教育費
中学校修繕工事費…3,339万円
東部地区小学校給食センター建設実施設計等業務委託料…1,700万円
滋野教職員住宅解体工事費…1,220万円

◇災害復旧費
農業施設災害復旧費(単独)…1,696万円
農地災害復旧費(単独)…110万円
(金額が大きいもの、特徴的なもの)