- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年6月号
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)により指定されたアレチウリやオオキンケイギクなどの特定外来生物(植物)に加え、要注意外来生物に指定されたハルザキヤマガラシが町内で多数確認されています。
またアレチウリは、生態系や農林水産業等に影響を及ぼすおそれがあるため外来生物法による「特定外来生物」に指定されており、長野県ではアレチウリ駆除の一層の推進を図り、水辺の豊かな植生を保全するため、6月の1か月間をアレチウリ駆除強化月間と定め、長野県全域での取組を推進しております。
これらの生物は、強い繁殖力から生態系や生活環境に影響を及ぼすおそれがあるため、特徴や駆除方法を覚えて、自宅周辺などで見かけましたら積極的に駆除しましょう。
■アレチウリ※特定外来生物
[特長]
生育速度が非常に速いつる性植物で、長さ数m~数十mになる。他の植物を覆うように成長し、在来種の成長を妨げる。同じつる性植物の葛(くず)に似るが、葉の形が角ばっており、きゅうりなどと同じく巻きひげがある。
[駆除方法]
種がつく9月前に抜き取りや刈り払い、除草剤での継続的な駆除が推奨される。
■オオキンケイギク※特定外来生物
[特長]
キク科できれいな花を咲かせるが、強い生命力で他の植物を駆逐する。花は黄橙色で中央部も同じ色をしている。コスモスに似るが、花弁の先端は不規則に4~5つに分かれる。また、細長いへら状の葉が根元に近い位置から生える。
[駆除方法]
根を残すと再び生えてくるため、抜き取りによる継続的な駆除が推奨される。
■ハルザキヤマガラシ※要注意外来生物
[特長]
アブラナ科の多年草。春に高さ20~90cmの茎を伸ばして黄色い花を咲かせる。葉は頂小葉の大きな複葉で、表面は光沢がある。菜の花に似ているが、丈が低く全体に黒っぽい。
[駆除方法]
種をつける6月中頃までに抜き取りや刈り取りが推奨される。
■詳しくはこちらから!
・日本の外来種対策
・長野県の外来種
・長野県版外来種対策ハンドブック植物(草本)
※本紙二次元コード参照
抜き取り、刈り取り後は可燃ごみの袋に密閉し、ごみステーションに出しましょう
問合せ:住民生活課環境温暖化対策係
【電話】75・2081