くらし 令和5年度 決算報告 (2)

■令和5年度の主な事業 振興計画の6つの柱に沿って説明します
(1)人のWa! が輝くまち
・「防災交流施設みのわBASE」が完成し、今年4月に開館しました。平常時は幅広い世代が交流できる居心地の良い場所として、災害発生時には避難所としての機能をもっています。1階にはフリースペースやカフェコーナー、2階には会議室や学習室を備えており、特に中高生に多く利用をいただいています。
・令和5年10月から、ドアツードアで当日受付ができる町内定額タクシー「まちなかタクシー」の運行を開始しました。半年間の運行状況は、登録者数976人、そのうち一度でも利用された方は397人で、総利用回数は4,476回と、多くの皆さんにご利用をいただいております。

(2)支え合い、健やかに心豊かに暮らせるまち
・生活困窮や引きこもりについて、「困りごと相談票」を活用し、民間機関とも協働して支援を行いました。
・福祉医療は、新たに母子の健康の保持及び増進を図り経済的負担を軽減するため、令和5年8月から妊産婦の医療費の助成を実施しました。
・コロナ渦による外出控えにより、高齢者のフレイルが進んだことから、社会参加を取り戻していく新たな取組として、「みのわいきいきポイント事業」を実施しました。社会参加につながるサークル活動や趣味活動など、コロナ前の活動を取り戻す支援を行ったほか、75歳以上の方への外出支援券を交付しました。

(3)「家族になろう」といえるまち
・すべてのこどもが健やかに育ち、こどもや子育て家族が安心して子育てができる地域社会を実現するために、こどもや子育て家庭、子ども・子育て審議会等の意見を聴きながら「こども・子育て応援条例」を制定しました。
・新型コロナウイルス感染症の影響を受けた低所得の子育て世帯を支援するため、「子育て世帯生活支援特別給付金」として、令和5年度住民税均等割が非課税の児童手当及び特別児童扶養手当受給世帯の児童188人に対し、一人につき5万円を給付しました。
・子育て世代の経済的な負担軽減を図るため、新たに3歳未満児の保育料について10~15%の軽減を行いました。また、第3子以降の月額保育料を無料としました。

(4)産業が輝き、働く場所に恵まれたまち
・エネルギーや食料品を始めとする物価高騰等に直面する住民の暮らし応援と町内事業者支援を目的にプレミアム付き応援券・プレミアム付きみのちゃんポイント(第4弾)を販売しました。町内の各店舗で利用され、1億6,113万6千円という経済効果をもたらしました。
・もみじ湖景勝地では、引き続き全国的に注目を集め、紅葉シーズンには多くの観光客にご来場いただいています。令和5年度は、JR伊那松島駅前からの2次交通としてのシャトルバスの運行や、もみじ湖コールセンターの設置など新たな取組を行い、観光客の利便性を高めるとともに、混雑による地元への負荷を軽減することができました。

(5)住みやすい都市基盤をみんなでつくるまち
・道路パトロールをこまめに行い、舗装の剥がれなどの緊急対応の必要な個所の早期把握に努め、補修作業を実施しました。道路舗装補修工事では、各区の要望に基づき、側溝・水路等の補修工事を20か所、舗装工事を17路線で実施しました。
・河川環境整備事業では令和4年度からの繰越として準用河川である樅ノ木川(富田・中曽根)の一部及び宮沢・玄ヶ沢・吉田ヶ沢(三日町・福与)の堆積土の除去工事を行いました。
・みのわ天竜公園は、老朽化が著しい一部の木製ベンチを引き続き再生木材を活用しつつも耐久性のあるベンチに取り換え、隣接地まで枝葉を伸ばした桜の剪定を行いました。

(6)学び合い、共に育てるふるさとのまち
・ICT教育については、県内でもいち早く児童・生徒に配備した一人一台のパソコン(Chromebook)を活用するよう、研修や授業支援を実施しました。
・長年の懸案事項であった耐震補強、アスベスト除去を含む郷土博物館リニューアル事業建設工事(電気設備・機械設備工事を含む)を実施し、無事完了しました。
・番場原テニスコート及び上古田運動場の照明LED化工事を実施しました。また、令和6年度着工の町民体育館耐震改修リニューアル工事に向けた設計業務及び駐車場確保のため、一部用地を取得しました。

問合せ:企画振興課 財政係
【電話】79-3152(内線1154)