- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県木祖村
- 広報紙名 : 広報きそ 389号(令和7年4月10日発行)
■見て来て聞いて協力隊!どんな活動しているの?
◇木祖村にお住いの皆さまへ
私たち協力隊の活動や日常を紹介するこのコーナーは、今回最終回を迎えます。
数えること4年間で22回、お付き合いいただき本当にありがとうございました。この度、坂口・平野・菅原が卒隊し、現在木祖村では丸山・桒葉・井上の3人の隊員が活動を継続しています。みんな木祖村に居ます。
■一次産業を盛り上げる菅原りょうた隊員の〔農から始まるエトセトラ〕
◇三年間ありがとうございました!
こんにちは、地域おこし協力隊の菅原です。今回の広報きそでは協力隊の任期が満了した後のことについて書き綴っていこうと思います。地域おこし協力隊になって3年が経ちました。協力隊が終わっても木祖村には残っています。木祖村の行事やイベントごとには積極的に参加していこうと考えているので、もしあった際には声をかけていただけるとありがたいです。農業体験ができるゲストハウスを運営していこうと考えていましたが物件が決まらず卒隊の時期になってしまいました。すぐにゲストハウスを始めることは難しいですが5年後くらいを見越して運営していこうと考えています。就職して仕事をしながらゲストハウス候補地を探して運営していこうと考えています。その時は情報を発信していくのでよろしくお願いします。三年間ありがとうございました!
■原体験を作り届ける平野らすかる隊員より〔活動冒険探求録〕
◇木祖村5年生になりました。
あっという間の4年間、任期を終えて一区切り。とはいえまだまだ5年目はじまり、木祖村に暮らす者としては小学校1年生にも及びません。雪かきも、すんき作りも、コシアブラも、アカンベロも、ボウズダケも、暖機運転も、ぜんぶ木祖村の皆さんに教わりました。おかげさまで、今のぼくが居て、妻が居て、娘が居ます。本当にありがとうございます。これからぼくは、家族と一緒に、木祖村を中心に木曽川流域で活動し続けます。子どもたちと遊んだり届けたり作ったりしながら、移住や交流を目的として訪れる人たちの支援を行いながら、得意なモノづくりでお悩みごとを解決しながら、地域の皆さんの日常をちょっぴり楽しくするお手伝いができたらなと考えています。これからもどうぞよろしくお願いします。
■アートを探る坂口かな隊員の〔アートと歴史とアーカイブ〕
◇木曽暮らし4年の先へ
3月末で4年間活動した地域おこし協力隊を卒隊致しました。楽しいことや嬉しいこと、また辛い経験や失敗もありましたが、それを飛び越え最後まで活動することができました。お世話になった、気にかけていただいた村民の皆様、本当にありがとうございました。卒隊後は木祖村役場の職員として引き続き郷土館の活用や企画展を計画していきます。隊員の時に、文化・芸術よりもっと村に人が来る、お金が沢山入ることをやってほしいという声を聞きました。頷く頭の片隅で、私は初めて木祖村郷土館に訪れた時に感じたワクワクした気持ちを思い出しました。都市の博物館では知ることができない、小さな村の歴史がとても魅力的に映ったのです。これが協力隊になるきっかけの一つになりました。この時のワクワクした思いを村民の方々に、そして初めて木祖村へ訪れた多くの人へ伝えることができるよう、新しい一歩を踏み出します。
■木工振興に携わる桒葉ひさよし隊員の〔モノ創りの村への道〕
◇木祖村にきて1年、、、、
みなさんの知らないところで大きな流れができ、いろいろなことをこなしてきた一年となりました。小さな仕事大きな仕事スケジュール管理、関係各所での打合せに会話、物創りも幅広く。私だから出来る濃厚な仕事をさせていただき少しだけみなさんの信用を得られたのかと実感出来ました。今年度やってきた活動をより大きく発展させていくために皆様との拠点をより広くより楽しくしていくため来期も頑張っていきますのでご期待ください。今年度は工房を構えることが出来なかった事もあり、良いスタートになるように早い段階で工房を用意し、来る木工仲間のために良い物件情報を教えて頂けるとありがたいです。私の力だけでは木祖村の木工業を盛り上げるにはやはり限界があるので!次の一年も木工や現場の経験を活かして頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
■職人を目指す井上けい隊員の〔移りて住みてお六櫛の里〕
◇東京から移住してきて1年が経ちました
この1年でいろいろなことに挑戦できたと思っています。協力隊のミッションとして、お六櫛の技術習得に着手し、中学校でのお六櫛手挽き授業のサポート、薮原宿場内での実演などを行いました。このような活動を継続、発展させていくための拠点が必要だと感じているので、令和7年度は自分の工房を構えることを目標に取り組んでいきたいと考えています。良い物件情報などがあれば教えて頂けるとありがたいです。また、今までの経験を活かして中学校の吹奏楽部と一緒に、文化祭や夏祭りなどで演奏させていただきました。お六櫛や演奏などを通じてイベントなどで盛り上がるように頑張っていこうと思います。1年間の経験を活かして頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
■木祖村農業に挑戦する丸山なつみ隊員より〔農を学びて時に之を習う〕
◇抱負と下心
協力隊最終年度となりました。目標は一貫して百姓となることで依然かわりなく。ですが、今までの活動を通じて木祖村の良さ…主に有機的なもの,たとえば農村の風景であったり人間の繋がりであったり、農業と生活の密接な関係(産地化すればするほど農業は単なる食糧の生産産業となっていくように思います)をこれからの百姓人生で受け継いでいきたいと考えるようになりました。温暖化の昨今において酒米や夏秋の果菜といった新たな品目の研究に力を入れていくと同時に,空き家と農業資材、機械を中古で売っていただける方なんかを探していきたいという下心がございます。多岐に渡りよろしくお願いいたします。
この“お便り”では、そんな私たちの活動や日常を「地域の皆さまに知ってもらいたい!」という思いのもと、お手紙をしたためるように、私たちの日々をお送りしてまいりました。
これまでの活動やこれからの活躍は、引き続き公式ホームページにて掲載いたします。ぜひ是非気軽に気ままに時々ふらりと、覗いてみていただけば嬉しいです。右側のQRコードよりアクセスください
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