- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県白馬村
- 広報紙名 : 広報はくば 2025年4月号 Vol.583
・白馬の自然を次世代へ つなぐみんなの下水道
平成29年3月に策定した「白馬村下水道事業経営戦略」について、当初の計画から7年が経過したことに伴う見直しに加えて、近年の使用料収入の実態と今後の投資計画を勘案した上で、将来的な収支の見通しを立てるため、国の経営戦略策定・改定ガイドライン等に沿って改定しました。
改定した経営戦略は、白馬村行政公式ホームページよりご覧ください。
◆改定の背景
下水道事業は住民生活に欠くことのできない重要なサービスを提供する役割を果たしており、将来にわたっても、サービスの提供を安定的に継続することが求められています。
しかしながら、近年では、人口減少に伴う下水道使用料収入の減少や下水道施設の老朽化に伴う更新需要の増大により、下水道事業を取り巻く経営環境はより厳しさを増す状況にあります。
このような現状を踏まえ、サービスの提供を安定的に継続するため、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」を改定し、自立的な健全経営の基本計画として、経営の健全化と経営基盤の強化を図ります。
◆下水道事業の理念
白馬村第5次総合計画の基本理念『白馬の豊かさとは何か~多様であることから交流し学びあい成長する村~』及び基本目標のひとつ『魅力ある自然を守る村』を目指しつつ、公共用水域の水質保全及び公衆衛生の向上の推進によってSDGsゴールに貢献する下水道事業に向けて、次のとおり理念を定めます。
『白馬の自然を次世代へ つなぐみんなの下水道』
◆計画期間
本計画は、サービス提供の維持に不可欠な施設の維持・更新に要する期間を設定することとし、計画期間を10年間(令和7年度~令和16年度)とします。
ただし、事業の進捗や社会経済情勢の変化等に応じて、「投資・財政計画」と実績が著しく現状と乖離する場合には、随時見直していくものとします。
◆投資・財政計画の策定
経営計画の中心となる「投資・財政計画」は、施設・設備に関する投資の見通しを試算した計画(投資試算)と、財源の見通しを試算した計画(財源試算)を構成要素とし、投資以外の経費も含めた上で、収入と支出の均衡を目指します。
◆使用料収入の予測
今後数年内に計画されている新規宿泊施設の開業により、使用料収入の増加を見込みますが、その後は人口減少の影響を受けて減少傾向が継続すると予測しています。
将来の下水道使用料及び有収水量の予測
お問合せ:白馬村役場 上下水道課
【電話】0261-85-0714