くらし 災害から命を守る行動計画 ~災害・避難カード~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県各務原市
- 広報紙名 : 広報各務原 令和7年5月1日号
近年、台風や大雨などによる被害が大きくなっています。いつ災害が発生してもおかしくないため、「自分の身は自分で守る」意識を持ち、一人一人の状況に合わせた避難行動計画をあらかじめ考えておくことが大切です。今回の特集では、「災害・避難カード」を使った避難のための行動計画の作成方法を紹介します。災害から命を守るために、カードを作成してみましょう。
◆災害・避難カードとは
「災害・避難カード」は、避難開始までに取るべき行動や、避難先で必要な物、避難のタイミング、どの経路でどこに避難するかなど、災害から命を守る手順が一目でわかるように整理したカードです。災害・避難カードを作成しておくと、いざというときに落ち着いて避難行動ができるようになります。
◆作成にあたっての確認事項
1 安全な場所を確認する
自分や家族が暮らす地域の災害リスクを知ることは、避難行動の第一歩です。まずは、自宅や地域の水害リスクなどをハザードマップを使って確認し、避難先を確認しましょう。ハザードマップは市役所や市民サービスセンターの窓口で配布しているほか、市ウェブサイト(本紙QRコード)でも公開していますので、ご確認ください。
2 一緒に避難する人を確認する
家の近くに1人で避難することが困難な方がいる場合は、声をかけて一緒に避難しましょう。家族や近所の方、体の不自由な方など一緒に避難する方がいる場合は、その方の名前を確認しておきましょう。
3 避難に要する時間を確認する
避難開始までに取るべき行動や誰が何を準備するかを考えておきましょう。また、通常時と豪雨時では、避難に要する時間が変わってきます。それぞれの場合での避難にかかる時間と手段を考える必要があります。
4 いつ避難を開始するか決める
災害発生の恐れがある時に、いつ避難を開始するのかは、人によって異なります。災害発生の危険度を5段階の警戒レベルで示した避難に関する情報(下表参照)をもとに、安全に避難ができるタイミングを決めましょう。
災害発生の恐れがある時には、避難するタイミングを把握するため、気象情報や河川の水位情報などに加え、市が発表する「避難情報など」を確認しましょう。
警戒レベルと取るべき行動
―警戒レベル4までに必ず避難―
※高齢者など以外の方も危険を感じたら自主的に避難してください
5 避難先で必要な物を確認する
避難生活で必要な物を考えましょう。避難時は、雨で足元が悪かったり、夜間は周りが見えにくかったりすることも予想されます。手が自由に使えるようにリュックサックなどの背負えるものを利用しましょう。中身は、大きさや重さを考慮しながら、本当に持っていけるかを確認しましょう。
6 決めた内容をもとに「災害・避難カード」を作る
災害・避難カード(本紙参照)は、岐阜県ウェブサイト(本紙QRコード)から作成することができます。オンラインでの作成のほかに、様式を印刷して手書きでも作成可能です。
7 災害・避難カード完成
このカードは、玄関や冷蔵庫などの日常生活でよく目にする場所に貼るなどして、災害に備えましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。
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