- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年3月号
毎年のように各地を襲う台風などによる豪雨災害ですが、当然八百津町も他人事ではありません。被害に遭わないに越したことはありませんが、万が一大雨などによりご自宅が浸水被害に遭った場合、どうすればいいのでしょうか。そこで今回のシリーズ防災安全では、ご自宅などが浸水被害に遭ってしまった場合の対処方法について紹介します。
結論からお伝えすると、一番重要なのは「徹底的に乾燥させること」です。床上浸水なのか、床下浸水なのかによって、やることに多少違いはありますが、主な作業はおおむね共通しています。
(1)浸水場所を確認し、泥やゴミなどを取り除く
(2)浸水場所をキレイに洗浄する
(3)洗浄後は徹底的に乾燥させる
上記3つが重要な工程ですが、一番大事なのが最後の「乾燥させること」です。以前は消石灰を使用した消毒を行うこともありましたが、現在は厚生労働省をはじめとした各機関が、床下を含む「屋外では原則消毒は不要」との見解を示しています。
というのも、消石灰による消毒は、「感染症などの発生を防ぐ目的で行われるもの」であり、家屋の浸水被害の際に必要なのは、「カビの発生やそれに伴う悪臭・腐食を防ぐこと」です。そのためには、上で紹介したように「徹底的に乾燥させること」が一番重要となります。
本紙記載の2次元コードより、ご自宅などが浸水被害に遭ってしまった場合に行うべきことについてをまとめた岐阜県のホームページをご覧いただけます。ケースごとの対応手順や、注意事項などがまとめられていますので、ぜひ一度ご確認ください。
【HP】https://www.pref.gifu.lg.jp/page/396687.html
浸水被害に遭った際には、できるだけ早く床下などのゴミや泥、水を取り除き、悪臭や腐食の原因となる汚れをしっかり洗い流したうえで、カビが発生しないよう徹底的に乾燥させましょう。特に壁裏や床下、それらの場所に設置されている断熱材はカビが発生しやすい場所となっています。扇風機やサーキュレーターなどを活用してしっかり空気を循環させることで、徹底的に乾燥させるということを覚えておきましょう。
問い合わせ:防災安全室
(内線2232)