- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県静岡市
- 広報紙名 : 広報しずおか『静岡気分』 令和7年4月号
■予算編成の背景とポイント
市の人口は現在約67.1万人(1月末日現在)。昨年9月に公表した「静岡市独自の人口減少の将来予測」では、今のまま何も対策をとらなければ、2050年には約49.2万人まで減少してしまうんだって。
少子高齢化も進行して、老年人口(65歳以上)1人あたりの生産年齢人口(15~64歳)も1.3人になっちゃうらしいズラ~
用語:生産年齢人口…財・サービスを生み出す活動の中核をなす年齢の人口層
どうしよう。今のこどもたちが大人になるころには、かなり厳しいんじゃ…
静岡市の未来を共に創りましょう!
▽ポイント
1.厳しい人口減少にできる限り歯止めをかける
2.市民が安心と幸せを実感できるまちの実現
3.将来を担うこどもや若者が夢を抱き希望を持てるまちの実現
これらをふまえ、2つの取組、5つの分野に予算を重点配分します!
■各分野の主な事業を紹介
1.「安心感がある温かいまち」の実現に向けて、「暮らしの安心感」および「経済的な安心感」を高めるための取組
(1)子育て支援・教育の充実と健康長寿の推進
出産、結婚、子育て支援や教育環境の充実など、ライフステージに応じた行政の支援、下支えを充実させるための取組
▽子育て支援の充実
・急病時のこどもの迎え、かかりつけ医への同行受診などを行う病児・病後児保育室の新設
・発達が気になるこどものアセスメントなどを行う専門機関の設置
▽教育の充実
・市立小・中学校の統合などによる学校の適正規模化の推進
用語:アセスメント…面談や行動観察により、こどもの発達の状況や特性を把握し、個々に合った支援などを見つけていくこと
▽健康長寿の推進
・認知症の無料検診や軽度認知障害の予防プログラムの実施
・帯状疱疹(ほうしん)ワクチンの定期接種の開始
(2)災害対応力の強化
防災・減災の推進、インフラの機能強化など、激甚化・頻発化する自然災害から市民の生命や財産を守るための取組
▽行政・地域における災害対応力の強化
・配水池を活用した給水拠点の整備など、災害時の給水体制の強化
・消防ヘリコプターや大型高所放水車などの更新
▽森林の公益的機能の維持・強化
・市内森林の適切な経営管理のための計画策定
・地域特性を活(い)かした森林カーボンクレジットの創出モデルの構築
用語:森林カーボンクレジット…森林の適切な管理や保全活動などにより、増加した二酸化炭素吸収量を評価・認定したもの
▽インフラの機能強化
・取水施設から災害拠点病院等までの上下水道管等の耐震化
・雨水ポンプ場や貯留施設の整備など、浸水対策の強化
(3)地域経済の活性化
企業立地の推進、中小企業や農業の生産性の向上などにより、働きやすく、働きがいがある仕事を確保し、所得水準を向上させるための取組
▽社会共有資産の利活用
・市内で発生した建設発生土の受入地の整備・運営および受け入れた建設発生土を活用した低未利用地の整備
▽経済産業・農業の振興
・デジタル関連企業の人材確保の支援や事務所賃借料の助成
・新規就農者に対する生産技術および農業経営に関する研修の支援
▽観光の振興
・ガストロノミーツーリズム推進体制の構築や食体験コンテンツの造成
用語:ストロノミーツーリズム…食材の生産者や調理した人との交流を通じて、地域の風土・歴史を知り、食文化を体験するツーリズム(学習や研究等のテーマを持った旅行や観光)
▽中心市街地の再整備
・静岡駅北口地下広場・南口駅前広場の再整備など
・清水港周辺における新たな交通システムの導入調査・検討