くらし 令和7年度 施政方針(3)

◆柱4 地域の宝を活かすまち
○インバウンド推進事業[1,880万円]
・インバウンド需要を取り込み、更なる誘客を図るため、外国人向けの情報発信やWi-Fi設備整備などを実施するほか、昨年12月の高雄市との観光交流促進協定の締結など、連携強化を進める台湾をターゲットとした観光誘致を促進します。

○香貫山保全事業[1,974万円]
・市民の憩いの場である香貫山の保全管理や、階段・手すりなどの保全整備を行うとともに、遊歩道の保全対策を定める計画を策定します。

○史跡等保全整備事業(高尾山古墳保存整備事業)[4,550万円]
・国史跡に指定された高尾山古墳の周知を図るため、講演会を開催するとともに、古墳の保存と地域資源としての活用を図ります。

○沼津港にぎわい創出事業[673万円]
・Sea級グルメの普及を図る団体を支援するとともに、内港浮さん橋の利活用促進を図るため、市民向けヨット乗船体験イベントの実施や他県開催イベントに出展します。

○東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進事業[2,100万円]
・東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進協議会の事業実施への負担金及び静岡クラフトビール協同組合へのモルト粕アップサイクル拠点整備の支援を通じ、特徴的な地域資源であるクラフトビールを活用した地域循環社会の形成に取り組みます。

◆柱5 安心して子どもを産み育てられるまち
○中学校部活動地域展開推進事業[620万円]
・部活動の地域展開を段階的に推進するため、学校に代わり指導を担う地域クラブの創設促進及び運営支援を行う「(仮称)ヌマカツ推進事務局」を設置します。

○妊産婦・乳児健康診査事業[1億1,820万円] 母子教育相談・幼児健康診査事業[1,396万円]
・乳幼児の健康の保持と増進を図るため、新たに1カ月児と5歳児の健康診査を実施します。

○地域子育て支援事業[6,180万円]
・平日に市内の保育所等を利用している市内乳幼児の休日一時預かり保育サービスを沼津っ子ふれあいセンター「ぽっぽ」で開始するなど、地域における子育て世帯の支援を行います。

○公立保育所等運営費[1億5,562万円] 施設型給付・地域型保育給付事業[48億5,000万円]
・子育て世帯の経済的な負担を軽減するため、同一世帯における第2子保育料を一律半額とするほか、教育・保育給付認定を受けた児童が利用する認定こども園・保育所・幼稚園・小規模保育事業所に対し、管理運営費等の支援を実施します。

◆柱6 笑顔があふれ健康で心豊かに暮らせるまち
○芸術文化振興事業[778万円]
・沼津市芸術祭のほか、子ども向け芸術体験イベントを開催するなど、芸術を気軽に鑑賞する機会の充実と芸術文化の振興を図ります。

○スポーツ施設マネジメント事業[3,500万円]
・スポーツ施設の適切な維持管理や長寿命化を図るとともに、ストリートスポーツパークにおいて、より気軽にアーバンスポーツを楽しめるよう、現施設西側に拡張整備を行います。

○フレイル対策事業[1,942万円]
・心と体の活力が低下した状態(フレイル状態)にある人に対し新たに保健・医療専門職による短期集中予防サービスを実施し、健康寿命の延伸を図ります。

○重層的支援体制整備事業[600万円]
・様々な福祉分野の制度の狭間で対象とならない世帯等が抱える、複合化した生活課題を包括的に受け止めるため、支援が行き届かない人等に、積極的な働きかけを行いサポートするなど、それぞれの福祉分野が連携し課題の解決に向けた重層的な支援を行います。

◆柱7 安全・安心のまち
○安全な地域づくり推進事業[1,190万円]
・風水害や巨大地震などの災害対応を強化するため、SNSを活用した災害情報集約システムを導入するほか、感震ブレーカー設置補助などを行います。

○津波対策事業[2,400万円]
・津波からの人的被害を軽減するため、津波避難路等の整備や、西浦地区センターの更新整備に合わせた防災施設の高台移転を進めるほか、津波避難タワー等に夜間照明設備を設置します。

○既存建築物等耐震化促進事業[2,280万円] わが家の専門家診断事業[1,416万円] 木造住宅耐震補強事業[1億3,200万円]
・県のプロジェクト「TOUKAI‐0(ゼロ)」と連携して、耐震診断を実施し、基準を満たしていない木造住宅の耐震補強や除却の経費に対する補助、ブロック塀等の撤去や建替の経費に対する補助などを行います。

○総合的治水対策整備事業[12億2,358万円]
・常襲浸水地域の浸水被害を軽減するため、大平江川排水機場や井戸川雨水貯留池の整備等を推進します。

○防犯まちづくり事業[5,750万円]
・自治会の防犯灯及び通学路の防犯カメラの設置、市民の悪質電話対策機器の購入に対する補助等を行うとともに、「ながら見守り活動」の推進により、地域防犯活動の更なる充実を図ります。

◆柱8 環境と共生する持続可能なまち
○豊かで美しい海と渚づくり事業[4,270万円]
・台風等大雨のたびに堆積(たいせき)し、景観を損ねている流草木を効率的に撤去するため、ビーチクリーナーを新たに導入するとともに、清掃ボランティア団体の負担軽減と活動支援のための貸出用クローラーを導入します。

○中間処理施設整備事業[6億7,460万円]
・施設整備エリアの敷地造成工事を進めるとともに、選定した事業者が行う施設の実施設計に関する監理業務に取り組みます。

○3R推進事業[360万円]
・フリーマーケットサイトを活用し、再利用可能な廃棄物を売却するなど、3R(リデュース、リユース、リサイクル)によるごみの減量や再資源化を推進します。

○ゼロカーボンシティ NUMAZU2050推進事業[1億3,370万円]
・2050年温室効果ガス排出量実質ゼロに向け、公共施設への太陽光発電設備等の導入促進などに取り組むほか、低炭素交通を推進するため、事業者に対するEV導入補助の対象を拡充します。