- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県熱海市
- 広報紙名 : 広報あたみ 2025年10月号
■台湾トップセールス
熱海市長 齊藤 栄
8月下旬に、台湾からの誘客を目的としたトップセールスを行いました。熱海観光局や熱海の事業者とともに、台湾の政府機関をはじめとして、台湾最大手の旅行会社など7カ所を訪問。羽田空港からのアクセスの良さや箱根や伊豆半島への周遊性の高さ、そして熱海のまちの魅力をアピールしてきました。
熱海市はインバウンド(海外誘客)の第一候補を台湾としています。その理由は、まず台湾人は海外旅行が大好きで、日本へのリピート率も非常に高いこと。また、台湾の経済成長は目覚ましく、国民一人当たりのGDP(国内総生産)では既に日本を抜いており、さらなる訪日客を期待できることです。
今回、現地の旅行エージェントとの会話から、台湾では従業員のインセンティブ(ご褒美)旅行の需要が高いこと、一方で、受け入れに対していくつかの課題があることも分かりました。11月には熱海市が参加を予定している「台北国際旅行博」もあり、今後、相互の理解をさらに深めていくことで、的確な旅行商品を造成できる環境づくりと、受け入れ態勢の整備を進めていきたいと考えています。
コロナ禍以降、昼間の熱海駅前は大変賑わいがありますが、宿泊客数は横ばいの状況です。市内で新たな宿泊施設が建設されるなかで宿泊客数を伸ばすためには、インバウンドに力を入れる必要があると考えています。その対象国として、まずは台湾を始めとし、今後、他国にも広げてまいります。
