健康 いきいきライフ

このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■そろそろたばこ、やめませんか
◆たばこの害
たばこの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素など、多くの有害な化学物質が含まれており、がんや脳卒中、心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、命に関わる病気のリスクを高めます。
たばこを吸う人が、直接吸い込む煙や吐き出す煙(主流煙)よりも、火のついた先端から出る煙(副流煙)は高い濃度の有害物質を含んでおり、たばこを吸う人だけでなく、吸っていない周囲の人にも、喉の痛みや頭痛、吐き気、ぜんそく、心拍増加など、大きな健康被害をもたらします。
本人の意思とは関係なく、たばこの煙を吸ってしまう受動喫煙によって、年間15,000人が亡くなっているともいわれています。
たばこを吸っていない人に煙を吸わせないでください。

◇こどもや妊婦は特に注意を
こどもがたばこの煙を吸うと、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が高まり、成長や発育にも大きく影響します。
また、妊婦の場合は、早産・流産となるリスクが高まります。

▽周囲に人がいない場所で吸っていても
たばこの煙が消えた後でも、喫煙者の衣服や髪の毛、吐息のほか、カーテンやソファなど、さまざまな所にたばこの有害成分が残っています。
ベランダや車の中など、人がいない場所で吸ったとしても、その場所で過ごす時間が長い人に健康被害を与えることが懸念されます。
たばこの害から、自分自身や家族、周りの人を守る唯一の方法は、禁煙することです。

◇富士宮市は喫煙率が高い
富士宮市は、静岡県全体の喫煙率と比較して、男女ともに喫煙率が高い傾向にあります。

(令和3年度特定健診結果市町別標準化該当比より)

◇禁煙しよう
禁煙すると、がんや生活習慣病の予防のほか、日常生活の中でさまざまなプラスの変化が起こります。

・味覚や嗅覚が敏感になり、食べ物がおいしく感じる
・目覚めがよくなる
・口臭がなくなる

ニコチンは依存性が高いため、1回で禁煙が成功することは難しいといわれていますが、失敗しても、再挑戦することが大切です。
ニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬も活用できます。医師または薬局の薬剤師に相談してください。

◆胸部検診が始まります
毎年6月~10月に市内のさまざまな場所で、胸部検診を行います。
検診を受けると、肺の疾患を早く見つけることができ、早期治療につながります。
対象:40歳以上の人で他の検診を受ける機会のない人
料金:無料
申込み:不要。直接会場へ(広報ふじのみや6月号から日程を掲載します。)
その他:ボタンのある服やネックレスなどは避けてください。
【HP】市民の皆さんへ→健康・福祉→健康・医療→胸部検診

問合せ:健康増進課
【電話】22-2727
【FAX】28-0267