- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県掛川市
- 広報紙名 : 広報かけがわ 令和7年7月1日号
協働のまちづくりアドバイザー
長濱 裕作さん(大坂)
まちづくり会社「ブラスエンターテイメントカンパニー」代表。ポートカケガワや古民家ゲストハウス「どこにもない家」を運営しながら、半農半Xのライフスタイルを実践中。猫2匹、ヤギ3匹、3児の父。
■場づくりは まちづくり
市内の各まちづくり協議会に伴走し、地域課題の解決策をともに考える「協働のまちづくりアドバイザー」。今年度から新たに4人が委嘱されました。その一人が長濱さんです。
さまざまな生き方や働き方をする面白い人たちが集まる場「ポートカケガワ」を運営する長濱さん。こどもに将来どんな環境を残したいかという問いに向き合い「もし仮に私が死んでしまったとしても『ここに行けば何とかなる』。そう言い残せる場所を作りたい」という考えに辿り着きました。「ポートカケガワができて、まちのことと深く関わるようになり、仲間が増えました。仲間の存在が、新しいことに挑戦することへの不安感の払拭にもつながっています」と振り返ります。
場づくりやコミュニティづくりの活動をする長濱さんですが、当初はまちづくりが目的ではありませんでした。「場づくりをきっかけに、人と人がつながることで、コミュニティが広がり、安心感が生まれる。これがまちづくりに通ずると気付きました」自分のやりたいこととまちづくりに共通点を見つけ、最近は地域を巻き込んだ企画や、高校生の学びのサポートを行っています。
「掛川にはすてきな取り組みをされている方がたくさんいます。個々の活動から横のつながりを広げることで、お互いのことを知ったり、もっと良い取り組みになったりすると考えています。まちづくりアドバイザーとして地域の困りごとに自分らしく関わりたい」今年は市内でシェアハウスを展開するとのことで、長濱さんの新たな一歩が始まります。