くらし 久保田市長の全力投球 第48回

■お茶の価格高騰
煎茶と抹茶の二刀流で全国の茶市場で、2番茶の価格が高騰しています。6月22日付の日本農業新聞によると、前年比で鹿児島県が3倍、静岡県でも2倍の価格となっています。実際、市内の茶商さんと話をすると、価格が高く量が少ないので、希望の数量を確保できないといった声を聞きます。

■煎茶から抹茶への転換進む
価格が高くなった原因は、ドリンク原料などの需要が高かったこと、煎茶から抹茶への転換が進んだことで煎茶の生産量が減ったことが挙げられます。市内でも、黒い布で被覆した茶園が増えてきたように感じられたのではないでしょうか。
この背景には、緑茶の輸出、特に抹茶の輸出の拡大があります。アメリカやヨーロッパなどにおいて、抹茶ラテやアイスクリームなどの材料としての使用や、健康志向の高まりもあり、抹茶需要がとても伸びています。

■オーガニック面積も2倍に拡大
このことは、価格の下落に悩んだ生産者にとっては朗報でしょう。生産者離れに歯止めがかかり、持続可能な茶業につながるといいなと思っています。
掛川市は、2年前に農林水産省のオーガニックビレッジ宣言に参加し、有機栽培面積を数年前と比べ約2倍の88ヘクタールに拡大しました。

■持続可能な茶業・農業に
令和の米騒動が続いています。消費者にとっては安い方が良いのはもちろんですが、生産者には持続可能な価格が不可欠です。
昨年から、持続可能な茶取引を目指す茶業版フェアトレードも始まっています。今後も、生産者のみなさまや農協、茶商のみなさまとともに世界に誇るお茶のまちを目指してまいります。