健康 【コラム】けんこうの窓~健康づくり課通信~

第48回:更年期症状と上手に付き合い、更年期を乗り越えよう‼

「更年期」とは、閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間のことをいい、40代~50代にみられます。
更年期の不調は、女性ホルモンを分泌する卵巣と、分泌を指令する脳とのバランスが崩れることで自律神経や免疫系のバランスが乱れ発生します。また、加齢による体の変化や精神的な要因、家庭や職場などの社会的要因が、複合的に影響すると考えられています。

《更年期症状の例》
月経周期の乱れ、ほてり・のぼせ、異常発汗、冷え、動悸・息切れ、頭痛、めまい、倦怠感、肩こり・腰痛、便秘・下痢、頻尿、性交障害
※症状は多彩で重症度も異なり、更年期を迎えた女性の約8割がさまざまな心身の変化や不調を自覚しています。

●更年期を健やかに過ごすために
〇良質な睡眠で自律神経を整える
〇タンパク質と食物線維、ビタミンが豊富でバランスの良い食事を心掛ける
〇ウォーキングやヨガなどの運動でこまめに体を動かす
〇規則正しい生活をする
〇深くゆっくりとした呼吸を行うことで自律神経を整える
〇がん検診や婦人科の検査を定期的に受ける
〇信頼できるかかりつけの婦人科医を見つける

「更年期障害」は適切な治療により軽減できる可能性があります。厚生労働省監修の女性の健康推進室ヘルスケアラボでは、身体と心の特性が分かりやすく掲載されていますのでご活用ください。

問合先:健康づくり課
【電話】978-7100