くらし 施政方針(1)

2月20日(木)から開催された「令和7年第2回半田市議会定例会」の冒頭において、久世市長が示した施政方針を紹介します。

令和6年度から、将来の人口減少問題を見据え、「はたらく親を応援するまち」をテーマに掲げ、子育て支援を始めとする施策の充実や選択肢の拡充にチャレンジしてきました。
引き続き、これらの取組を進め、次世代を担う子どもたちが、自らの夢に向かって成長できる環境を整え、市民が幸せと暮らしやすさを実感できる持続可能なまちづくりを進めます。
令和7年度の市政運営上の課題と方針のなかで、現在、私が重点的に進めております3つの項目に従って、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、チャレンジしていく内容について申し上げます。
半田市長 久世孝宏

■3つのチャレンジ
◯1「はたらく親を応援するまち」の推進
はたらく親を応援するまちは、人口減少社会において必要なサービスを維持し、「選ばれるまち」になるための変革に挑んでいく、本市独自のテーマです。これは、働き盛りの世代が、子育てと仕事を両立できるような環境整備を進めていくものであり、教育や子育ての支援に限らず、就労・職場環境の整備などの視点も含んだチャレンジです。

《子ども医療費助成事業》
中高生等の通院にかかる自己負担額を全額助成

《公共交通対策事業》
地区路線AおよびBのバス料金を高校生まで無料化

《市立幼稚園給食提供事業》
市立幼稚園5園を対象に学校給食センターで調理した給食を提供

《施設の整備等》
・小規模保育所の新設
・高根保育園の民営化
・(仮称)成岩こども園の建設
・放課後の居場所づくりの整備(横川小・亀崎小)
・市立保育園・幼稚園、小中学校に防犯カメラを設置

《入園選考事務ICT化事業》
保育園の入園選考事務に、AIを導入して事務の短縮化を図り、保護者が安心して入園準備を進められる環境を整備

◯2「中心市街地の活性化」の推進
名鉄知多半田駅から半田運河に至る中心市街地の活性化は、エリアの価値を高めて、活発な民間投資が促進されるよう、地域の可能性を引き出し、魅力と活力を創出する取組です。民と公の連携により、本市の歴史文化と地域資源を活かした、新たな価値を創造するまちづくりを進めます。

《中心市街地活性化事業》
・知多半田駅東ロータリーの改修(設計)
・おおまた公園の利活用実験
・JR半田駅周辺エリアにおける民と公が連携した事業の可能性検討
・半田運河エリアでの実証実験 など

◯3「産業人材確保と6次産業化農業者支援プロジェクト」の推進
地域産業の発展の可能性を引き出していくために、産業人材の確保と、本市の農業の強みを活かした6次産業化の推進に取り組み、事業者の元気をまちの元気につなげ、地域経済の発展を支える好循環を目指します。

《はんだオープンファクトリー》
市内の多種多様な企業や事業所が工場や現場を公開

《高校生×地元企業企業PR事業》
地元企業の魅力や価値を若い世代に伝え、次世代の担い手を確保

《6次産業化農業者支援プロジェクト事業》
・農業マルシェや農家と市民が交流する「〇〇と語り合う会」の開催
・ECサイトの活用による販路拡大
・農業コミュニティ「にこもぐ」の活動
・6次産業化の拠点となる「道の駅」整備に向けた検討

◎施政方針全文
ページ番号:1009089
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