くらし 【市民病院特集】栄養管理室の紹介~栄養の力で、患者さんを支えたい~

津島市民病院栄養管理室には、6人の管理栄養士が在籍しており、「食」や「栄養」を通じて患者さんの健康をサポートできるように日々努めています。
病気の状態や体調・体格は患者さん一人ひとり異なりますが、それぞれに合った栄養を届けることが、「回復」や「治癒力」になると信じて、取り組んでいます。
今回は、病院での「管理栄養士」の大きな仕事を3つ紹介します。

(1)「給食管理」
咀嚼(噛む力)や嚥下(飲み込む力)に応じて、医師の指示のもと、患者さん一人ひとりに合わせた食事を提供しています。
治療食はどうしても味付けが控えめになることが多いですが、献立や調理方法を工夫して「美味しい」と感じていただけるよう日々努めています。
入院中に提供する病院食が、退院後の自宅での食生活の参考にしてみてください。
また、ひな祭り・節分の日・敬老の日など季節を感じられる行事食を毎月ご用意して、入院中の楽しみのひとつになるよう心がけています。

(2)「栄養管理」
栄養サポートチームや褥瘡(じょくそう)対策チームなどの一員として、医師や看護師、薬剤師、リハビリスタッフなどの多職種と連携し、栄養の面から病気の治療にアプローチしています。
患者さんの血液検査の結果や体格、食事の摂取量などを確認して、身体に必要な栄養に過不足や偏りがないかの確認をしています。
病状によって食事が十分に摂れない方には、必要に応じて補助食品を取り入れたり、食事の量や形態を調整して、できるだけ十分な栄養が摂れるよう支援しています。

(3)「栄養指導」
糖尿病や高血圧などの「生活習慣病」や加齢による心身の衰えである「フレイル」など、食事と深く関わる病気はたくさんあります。
私たちは栄養指導を通じて、患者さんの生活スタイルや家庭環境、気持ちに寄り添いながら、無理なく続けられる食事の工夫を一緒に考えています。
「これならできそう」と思ってもらえるような栄養指導を心がけています。

「食べること」は健康づくりの土台です。
管理栄養士として患者さんが元気を取り戻し、笑顔で日常を過ごせることを願い、今後も食事と栄養の力で支えていけるように努力していきます。

問合:市民病院管理課管理G
【電話】28-5151