くらし 市長コラム 一日一笑

市長となってから今日まで非常に多くの方々とお会いをし、対話を重ねてきました。また多くの要望もお聞きしました。一つの事象に対して真逆の要望も多くあり、より多くの皆様の幸せに貢献できるのか、またそれは、碧南市の未来に必要なことなのかをきちんと調査研究をし、決断してきました。何かを前に進めるには、協力者と財源が必要です。限られた財源の中で、「碧南に住んでよかった」「住み続けたい」と皆様に思って頂けるまちづくりのために、様々な方々とさらに対話を重ねながらこれからも邁進していきます。
さて、碧南市においては西三河トップクラスで少子高齢化が進んでいるだけでなく、人口の割合が、日本人が毎年減っていく中、外国にルーツのある方々は約1割と年々増えてきました。そして、人口と市域面積の観点から規模が類似している自治体の中で、碧南市の住民1人当たりの公共建築物の延床面積は最も多い状況であり、維持補修費の負担が、今後いや今も重くのしかかってきている状況となりました。
合わせて、昨年来、市民病院では経営強化プランで計画されている日平均患者数を下回って推移しており、市民病院の収益が回復しない状況が続くと、さらなる財政の圧迫も予測されています。
昭和23年に愛知県で第10番目に碧南市が誕生し、昭和32年に衣浦港が重要港湾として指定されてから臨海工業地帯ができ、碧南市はめまぐるしい発展を遂げました。図書館が3つ。日本でも屈指の音響施設や数台しかないピアノがある芸術文化ホール。水族館や美術館もあり、区民館、公民館両方がある地区もあります。お風呂や筋トレルームも各3か所。各町内に公園もあります。
まだまだ上げればきりがありません。しかし急速に若い人の人口減少が起こっている中、碧南市を持続可能な財政運営をしていくためには、施設の統廃合、新たな財源の確保と使用料手数料を始めとする受益者負担の見直しや、職員の意識改革を行うとともに、既存事業及び各種補助金の見直しを行い、経常経費の削減を行う必要があります。
しかしそれだけではなく、これからの碧南を担っていく若者が、ずっと暮らしていきたいと思えるまちづくり、碧南市ならではの地域資源を活かしたまちづくりが必要です。
誰もが夢や希望が描ける碧南市を気持ち新たに皆様と一緒につくっていきましょう!私たちならきっとできる!

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