スポーツ 刈谷の輝く人

刈谷ですてきな活動をしている人を紹介します!

■令和7年度インターハイ 陸上競技 女子400m 5位入賞
野見山 寧祢(のみやま ねね)さん

プロフィール:
富士松中出身、豊明高校陸上部3年生。
200mの自己ベストは23秒97(県大会新記録)

▽母の誘いで始めた陸上
小学校中学年の頃に、ウェーブスタジアム刈谷で開催された陸上競技の記録会に、母の「出てみたら?」の一言で参加した野見山さん。みるみる頭角を現し、小中学生の頃から東海大会に出場してきました。100mをメインの種目とし、走ることを楽しみながら競技に励んできました。

▽タイムの伸び悩み、訪れた転機
高校に進学してからも、日々の走り込みやトレーニングなどに励んできましたが、思うようにタイムが上がらず、悔しい思いをしました。そこで高校2年の頃、思い切って400mに転向したことが転機となりました。「活動量が増えたことで、体を絞ることができ、タイムを上げる一因となったと思う」と分析します。しかし、距離が伸びたことにより、最後まで思うように走ることができないことが課題で、インターハイまでに体力面、精神面ともに力をつける必要がありました。一番辛かった練習は「パワーマックス」と呼ばれるマシンでのトレーニングで、それを乗り越えることで体と心を鍛えました。また、「ごみ拾いを心掛けることや、周りへの感謝を忘れないようにするとタイムが上がる」と自身のジンクスを実践していたそうです。
県大会決勝では、予選の反省が頭をよぎったものの、「いろいろ考えすぎずに、競技に集中しよう」と決意しました。その結果、200mでは29年ぶりに大会新記録を更新。400mとの2冠を達成しました。「一安心したけど、東海・全国大会に向けて気が抜けなかった」と当時を振り返ります。全国大会では強豪選手と競い合い、400mで5位入賞を果たしました。

▽陸上がつないだ縁、今後の挑戦
陸上競技の楽しさについて聞くと、「大会、合同練習などを通していろいろな人と走れることが楽しい。すばらしい指導者や、安心して競技に臨める環境を作ってくれる人が周りにいることが、私の強みです」と笑顔を見せた野見山さん。
今後の目標は「オリンピック出場。100mももっと速く走れるようになりたい。そのために技術面はもちろん、体の構造などを勉強して競技に役立てたい。腹筋もバキバキにしたい」と目を輝かせました。世界を見据える野見山さんの挑戦はこれからも続きます。

◆輝く人の原動力
▽切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間
陸上部で唯一同学年である石川さんとは、支え合い、高め合ってきました。

▽お母さん、ありがとう
陸上を始めるきっかけをくれたお母さん。どんな時も応援してくれます。

※詳しくは本紙をご覧ください。