くらし 議会のようす(10)

【委員会ダイジェスト】
■令和7年度江南市介護保険特別会計予算
問:一般介護予防事業について、eスポーツを含めた教室を1年間実施してどうだったのか。
答:令和6年度に初めて実施し、夏と冬それぞれ2会場で計4教室を開いた。1教室6回で、前半は介護予防に関する講義、後半はeスポーツとしてリズムゲームを体験、という内容だった。参加者数が想定より少なかったので、令和7年度はアンケートの意見を参考に実施する。

■令和7年度江南市国民健康保険特別会計予算
問:総合健康診査事業について、令和5年度決算ではこれより少ない人数であったのに、6年度と同じ1000人に予算を定めたのはなぜか。
答:令和5年度は820人の実績だが、3年度および4年度は900人を超えており、7年度も希望者全員が受診できるように1000人としている。

問:歳入の一般会計繰入金について、令和6年度比で8913万7000円の減額となっているが、その影響で基金繰入金が増額しているのか。
答:一般会計繰入金の中にその他一般会計繰入金があり、国保会計の赤字分が含まれる。県はこの額を計画的に削減するよう示しており、令和7年度は3500万円で6年度比3500万円の減額。基金繰入金は歳入と歳出の調整に用いており、結果1億3256万9000円としている。

■令和7年度江南市後期高齢者医療特別会計予算
問:後期高齢者医療支援事業について、加入する被保険者数が大きく増加するのはいつ頃までか。
答:団塊の世代が令和7年度までに75歳になることから、7年度までとなる。

■令和7年度江南市水道事業会計予算
問:配水場等施設更新維持工事事業について、下般若配水場1、3、4、5号配水ポンプインバーター装置更新工事に係る債務負担行為が計上されているが、下般若配水場2号配水ポンプインバーター装置が含まれていないのはなぜか。また、後飛保配水場の配水ポンプインバーター装置の更新は実施しないのか。
答:2号配水ポンプインバーター装置は、令和6年3月に不具合が発生し、早期に更新する必要があったため6年6月定例会で補正予算を計上したが、1、3、4、5号配水ポンプインバーター装置は、計画的に更新を実施するもので、7年度当初予算にて計上している。また、後飛保配水場の配水ポンプインバーター装置の更新は、令和8年度に実施を予定している。

■令和7年度江南市下水道事業会計予算
問:測量設計委託について、江森地区・山尻地区は、下水道が既に整備済みであるのに枝線管きょ布設工事の測量設計を行う理由は何か。
答:和田地区・般若地区を供用開始するために北部汚水6号幹線を整備したので、現在、扶桑町の流域幹線接続点にマンホールポンプにより汚水を圧送している江森地区・山尻地区を自然流下に切り替えるため。

■令和6年度江南市一般会計補正予算(第8号)
▽予防接種健康被害者救済制度について
問:現在、相談を受けている件数は何件か。
答:新型コロナワクチン接種で1件、子宮頸(けい)がんワクチン接種で1件、合わせて2件の相談を受けている。

■令和7年度江南市一般会計補正予算(第1号)
▽中小企業等エネルギー価格高騰対策支援事業について
問:令和5年度の交付実績は何件か。
答:令和5年度はエネルギー使用料によって交付額に差を設けており、1万円の交付が67件、3万円の交付が127件、5万円の交付が582件であった。

問:今回の交付件数は何件を見込んでいるのか。
答:経済センサスから市内の中小企業などを3250社とし、そのうちの約7割である2300社の申請があるものと見込んでいる。

▽運動部活動地域展開等事業について
問:市直営とすることで、どう課題が解決されるのか。
答:委託予定だった組織の体制が十分ではないと判断したもので、市職員が対応することで事業の確立を図る。

▽新学校給食センター整備事業及び給食調理事業について
問:新学校給食センター建物取得費はどう算定したのか。
答:事業契約約款に基づき、施設整備費における物価変動率が工事原価で7.9%、設備で14.8%上昇したことから算定した。

問:施設整備費は今回の改定をもって確定するのか。
答:物価変動による改定は今回限りとなるが、割賦金の金利については確定していない。

▽給食用物資調達事業について
問:国の交付金を活用し、学校給食センターから給食の提供を受けていない児童・生徒の保護者に対し、学校給食費の値上げ相当分を支給する予定はあるか。
答:4月分の無償化相当分に限り支給する。