文化 紙上名画展

期間:2025年4月8日(火)-6月29日(日)
※5/26(月)に一部展示替えを行います。

◆メナード美術館 西洋美術コレクション -心のひびきに耳かたむけて
石膏像の白と背景の青が目を引くこの作品。距離の近さや像を中心に広がる縞状の筆跡のためでしょうか、不思議な迫力が感じられます。
1886年オランダからパリへ出たゴッホは、画塾でモデルや石膏像を使い描くことを学びました。画塾を去った後も研究を続け、素描含め石膏像を描いた作品を40点以上残します。オランダ時代の暗い色に変わり、ゴッホはパリで印象派に出会うと明るい色を使うようになります。特に、本作が描かれたパリ時代末は、特有の青と黄の対比や縞状の筆触などが作品に現れ始めた頃でした。このような特徴が見られる本作は、画風転換期となる重要な時期に描かれた作品です。

※展覧会の会期、内容等が変更になることがあります。
※最新の情報はメナード美術館ホームページをご確認ください。

◇展覧会関連イベント「学芸員によるスライド・トーク」
ゴッホ「石膏トルソ(女)」について当館学芸員が詳しく解説します。
日時:6/7(土)14:00~(約30分) *開場・受付開始は13:30~
会場:アネックス(別館)
定員:30人(当日先着)
*会期中の入館券が必要
*その他のイベント情報はホームページで紹介

※詳しくは本紙4ページまたはPDF版をご覧ください。