文化 情報PICK UP(6) 史跡小牧山の大手道の発掘調査結果

令和6年度に、史跡小牧山の大手道において、発掘調査を実施しました。
調査の結果、次の3点が分かりました。

●調査成果(1)
大手道を作り出すために山の本来の姿を大きく変え、大手道に伴う幅の広い平坦面を作り出している。

●調査成果(2)
大手道沿いで、石垣と切り立てられた土、岩盤からなる壁面を確認した。

●調査成果(3)
大手道の中で1番下の屈曲部で、初めて石垣を確認した。

この調査から、信長は山の地形を利用するのではなく、自分の理想とする城を造りあげるという築城に対する強い意志が感じられます。信長がなぜ大手道に伴う広い平坦面を造り出したのか、その意図は今回の調査では明らかにすることはできませんでしたが、引き続き発掘調査を行い、その謎に迫っていきます。
これまでの小牧山の発掘調査成果を詳しく知りたい方は、ホームページより現地説明会資料をご確認ください。
※調査終了後、遺構保護のために埋戻しを行っており、現在は見ることはできません。

ホームページと動画(本紙17ページの二次元コードをご参照ください。)

※詳しくは本紙17ページまたはPDF版をご覧ください。

問合先:小牧山課
【電話】76-1623