- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県岩倉市
- 広報紙名 : 広報いわくら 2025年10月号
■もっと教えて!お金の使いみち
令和6年度決算のうち、皆さんの生活の身近な経費や第5次総合計画の5つの基本目標に沿って実施事業をピックアップしました。
◆健やかでいつまでも安心して暮らせるまち(健康・福祉)
▽おたふくかぜ・インフルエンザ予防接種費用助成事業
429万円
経済的な負担軽減や発症予防等のため、特定の年齢の人を対象にインフルエンザ予防接種やおたふくかぜの予防接種について費用の一部を助成しました。
▽ひきこもり支援事業
31万円
令和6年度から、18歳までのひきこもり状態にある人や不登校児およびその家族を対象とした居場所(サロン)の運営や相談対応を行いました。
◆個性が輝き心豊かな人を育むまち(子育て・教育・文化・スポーツ)
▽五条川小学校区統合保育園整備事業
1億5,740万円
令和9年4月開園に向け、建設に必要な宅地造成および建物の図面の作成や畑田遺跡の発掘調査の実施、保育園の建設に支障となる水路について移設工事を実施しました。
▽小中学校第3子以降学校給食費無償化事業
1,197万円
第3子以降の児童生徒の給食費を無償化の要件を拡大し、より多くの世帯に対して支援しました。
◆利便性が高く魅力的で活力あふれるまち(都市基盤・産業)
▽旭跨線橋下西自転車駐車場自転車ラック設置
163万円
旭跨線橋下西自転車駐車場に自転車ラックを設置し、収容台数を確保することで、歩行者の安全確保の面から課題となっていた岩倉駅西第2自転車駐車場を廃止しました。
▽桜まつり事業
2,164万円
5年ぶりとなる桜まつりを開催しました。開催時間の短縮や、露店の出店場所を八剱憩いの広場と東町休憩所へ移設し、夜桜のライトアップを八剱橋から彦太橋までの区間へ延長するなどの見直しを行い、大いに賑わいました。
◆環境にやさしい うるおいあふれる安全なまち(環境・防災防犯)
▽公共施設照明設備LED化事業
363万円
(10年リース総額4億3,617万円)
市役所、全小中学校など19の公共施設の照明設備をリース方式によりLED照明に更新し、温室効果ガスの排出抑制や省エネルギーの推進を図りました。
▽災害対応特殊救急自動車購入事業
3,297万円
救急の高度化と増加傾向が続く救急需要に対応するため、更新計画に基づき、災害対応特殊救急自動車を購入しました。
◆協働と自治による持続可能なまち(協働・行財政運営)
▽税証明コンビニ交付サービス事業
770万円
全国のコンビニエンスストア等で住民票の写し、印鑑登録証明書に加え、新たに所得証明書、課税証明書、納税証明書が取得できる環境を整備しました。
▽公共施設予約システム更新・電子錠導入事業
1,290万円
公共施設予約システムを更新し、対象施設の拡大、キャッシュレス決済対応を実現しました。また、管理人が常駐していない施設に、予約システムと連携してパスワード等で開錠ができる電子錠(スマートロック)を導入しました。
◆主な物価高騰対策事業
・物価高騰対応支援給付金給付事業 1億1,545万円
・物価高騰低所得世帯支援給付金給付事業 1億666万円
・保育所等給食費支援事業 578万円
・電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援追加給付金給付事業 1,079万円
■一般会計歳入歳出決算額の推移
過去10年の一般会計歳入歳出決算額の推移を見ると、令和3年度以降と令和元年度以前とで比較すると歳入、歳出ともに約20億から30億円程度増加した水準で推移しています。これは新型コロナウイルス感染症への対応や物価高騰などによる生活支援策の実施、原材料価格・物価高騰、賃金の上昇に伴う経費や人件費の増加などが主な要因となっています。
※令和2年度は国民1人あたり10万円を支給した定額給付金事業(総額約48億円)により歳入歳出決算額が例年より突出して大きくなっています。
■市債(借金)残高の推移 減少しました
令和6年度末 市債残高 89億5,425万円(市民一人当たり18万7,720円)
過去5年の市債残高の推移を見ると、減少傾向にあります。これは、市債の発行額が元金の償還額(借金の返済費用)を上回らないよう努めてきたことによるものです。今後も市債に頼りすぎることのない健全な財政運営をしながら、将来世代へつなぐための事業を進めていく必要があります。
Q:借金(しゃっきん)しても大丈夫(だいじょうぶ)なの?
A:借金(しゃっきん)と聞(き)くとあまりよくないイメージがあるかもしれませんが、例(たと)えば、学校(がっこう)や公園(こうえん)などは長(なが)い間(あいだ)使(つか)うものです。そのため、今(いま)の人(ひと)だけでなく、未来(みらい)の人(ひと)たちにも少(すこ)しずつ支払(しはら)ってもらうことで、公平(こうへい)に費用(ひよう)を負担(ふたん)してもらうという役割(やくわり)があります。