文化 〔連載コーナー〕歴史探訪クラブ 其の252

■黒電話は既に遠いむかしのもの?
田原市博物館では8月2日(土)から、テーマ展「昭和が始まって100年、戦争が終わって80年展」を開催します。昭和のなつかしい暮らしの道具や家電製品などを展示しますので、ぜひご覧ください。
今回の展示には「黒電話」が登場します。30年ほど前までは、どの家にもあった黒電話が、今では展示の品になる時代で、変化の早さに驚かされます。渥美郷土資料館を見学に来た子どもたちには、この黒電話が人気です。「ダイヤルを回す」という今では見かけない操作が、楽しいようです。次に、もっと古いダイヤルのない黒電話を出して、「じゃあ、この電話でどうやってかける?」と聞いてみると、子どもたちは戸惑いながら、いろいろな答えを考えてくれます。
答えは、「横のハンドルを回すと電話交換手につながり、その人に相手の電話番号を伝える」です。昭和の中ごろまでは、いろいろなことに人の手が必要でした。例えば、神戸町の川岸にある渥美線の踏切では、手で操作して踏切を開け閉めする係の人がいました。見たことのある方もいるでしょう。
温もりと懐かしさを感じられる昭和の世界を、ぜひ当館でお楽しみください。
(学芸員 木村洋介)

問い合わせ:
文化財課(博物館)【電話】22-1720
吉胡貝塚資料館【電話】22-8060
渥美郷土資料館【電話】33-1127