- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県田原市
- 広報紙名 : 広報たはら 令和7年9月号
■田原市の農産物を世界へ
近年、日本食が世界的なブームになっており、海外では日本食レストランが年々増加しています。また、日本の野菜や果物は品質、味ともに海外でも評価が高く、人気があります。田原市もJA愛知みなみや他の自治体と一緒に、人口増加による経済成長が著しいアジア地域を中心に農産物の輸出に取り組んでいます。
▼豊橋市と連携した農産物輸出
本市は豊橋市と連携し、香港、シンガポール、カンボジア、グアムへの農産物輸出に取り組んでいます。
昨年度から愛知県も加わり、PPIH(パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス)が運営する香港、シンガポール、グアムのドン・キホーテ現地店舗で「愛知たべりん!でらうまフェア」を開催しました。これは、現地店舗において豊橋・田原市産の農産物を販売するブースにプロモーターを設置して試食販売を行いながら品質の良さをPRし、購入につなげる取り組みです。昨年12月に開催し、本市からはキャベツを中心とした葉菜類(レッドキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、セルリーなど)を出荷しました。鮮度が保たれた状態での輸送が評価され、現地での人気を集めました。
今年度は、7月に香港で「どうまい!愛知メロンフェア」を開催し、赤肉メロンやイエローキング、タカミメロン、アールスメロンを出荷しました。赤肉メロンの人気が高まり、想定を上回る出荷量となりました。
▼今後の取り組み
国は、2030年までに農水産物および食品の輸出を拡大し、輸出額を5兆円にするという目標を掲げています。この目標を達成するため、今後、人口増加や経済成長が期待される国々に向けて、日本の農水産物や食品を積極的に売り込んでいく販売ルートの拡大が重要な取り組みとされています。
本市も、愛知県や豊橋市など多くの自治体と協力して、野菜や果物だけでなく、花きの販売をもっと増やしていきたいと考えています。
そして、田原市産の農産物をもっと広く世界に知ってもらうため、海外への販売ルートを広げる取り組みも続けていきます。
問い合わせ:農政課
【電話】23-3517