くらし こんなにあるんだ!三重の鉄道 連載第9回(全9回)

■北勢地域を結ぶ「三岐線」と「北勢線」三岐鉄道
三岐鉄道は、四日市市からいなべ市を結ぶ「三岐線」と、桑名市からいなべ市を結ぶ「北勢線」の2つの路線を運行しており、それぞれにめずらしい特徴があります。
三岐線は、旅客輸送の他、貨物輸送(主にセメント)も行っています。また、丹生川(にゅうがわ)駅の近くにある貨物鉄道博物館※では、蒸気機関車などの貴重な展示車両を見ることができます。
北勢線は、線路幅が762mmと標準より狭い「ナローゲージ」で、ナローゲージとしての運行距離は日本最長です。通称「ねじり橋」と「めがね橋」という大正5年に竣工された、珍しいコンクリートブロック製の橋が、現在も運行を支えています。
※毎月第1日曜日のみ開館(1月のみ第2日曜日)

◆ここに注目!三岐鉄道
▽セメント貨物列車運行中!
東藤原(ひがしふじわら)駅(三岐線)からは、1日最大5往復、合計3,200トンのセメントが、JR関西本線を経由して四日市港まで運ばれており、沿線では走行している貨物列車を見ることができます。
また、東藤原駅では貨物列車がセメント工場から入線する様子も見ることができます。

▽3つの線路幅が一望できる
桑名駅/西桑名駅から徒歩約10分の位置にある「三崎跨線橋(みさきこせんきょう)」は、三岐鉄道北勢線(762mm)、JR東海関西本線(1,067mm)、近鉄名古屋線(1,435mm)の3つの線路が一望できる日本で唯一の場所です。

問合せ:地域連携・交通部 交通政策課
【電話】059-224-2622【FAX】059-224-2219【E-mail】[email protected]