くらし 令和7年度 新たな5年の始まりを告げる 未来に続くまちづくり予算(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 5月上旬号NO.1668
令和7年度当初予算が2月定例月議会で承認されました。
市民の皆さんや四日市のまちにとって大切な予算。とはいえ、「難しそうで、しっかり見たことがない」という人も多いのではないでしょうか。
今年度の予算のポイントや、皆さんに納めていただいた大切な税金の具体的な使い道をお知らせします。
(金額は端数処理している部分があります)
■誰もが住みやすいと感じるまちづくり
令和7年度は、四日市市総合計画(2020-2029)の中間見直し後、新たな5年間がスタートする年度です。本市が目指す将来都市像を実現するための政策・施策の着実な実行と、一層の推進を図る予算を編成しています。これからの人口減少を見据えつつ、中心市街地再開発プロジェクトやこどもまんなか社会の実現、ゼロカーボンシティを目指すまちづくりなど、中長期的な課題への対応を加速させ、さらなる市民サービス向上を目指していきます。
●本市の目指す4つの将来都市像
四日市未来ビジョン「ゼロからイチを生み出すちからイチから未来を四日市」に基づき、4つの将来都市像の実現に向け、市民・事業者の皆さんとともに「オール四日市」でまちづくりを推進していきます。
▽1 子育て・教育安心都市
四日市で子どもを産み、育てたい。四日市で学べて良かったと思える、子どもと家族にやさしいまち
▽2 産業・交流拠点都市
都市機能の集積と高次化、近未来技術の社会実装を進め、人の交流が仕事や魅力を生みだす好循環のまち
▽3 環境・防災先進都市
豊かな環境を基本とした都市整備と防災力強化を両輪に、快適性と安全・安心が高い水準で保たれたまち
▽4 健康・生活充実都市
生涯にわたり健康で、暮らしの中で楽しみと幸せを実感できるまち
■何に使うの?四日市市のお財布事情
予算総額 3,138億2,490万円
前年度比+159億9,650万円
一般会計 1,453億2,000万円
・教育・福祉など自治体の基本業務を行うための予算
特別会計など 926億1,390万円
・国民健康保険料など特定の目的に使う予算
企業会計 758億9,100万円
・病院・水道など市が事業を運営するための予算
▽市民1人あたりの予算に換算すると?
約47.6万円
※一般会計ベース。令和7年3月末時点
民生費 約18.3万円
・こども・お年寄りの福祉などに
土木費 約8.0万円
・道路・公園の整備などに
総務費 約6.2万円
・防災や文化・スポーツ振興に
衛生費 約4.5万円
・ごみ処理や市民の健康づくりなどに
教育費 約4.5万円
・教育や博物館などの運営や整備に
消防費 約2.4万円
・救急・消防活動に
公債費 約1.4万円
・市の借入金返済に
その他 約2.3万円
・商工業・農林業の振興などに
1人当たりの金額だと身近に感じられるね
▽令和7年度予算のポイント
中心市街地再開発と子育てに重点的に配分
令和7年度一般会計当初予算は、前年度と比べて80億円増加し、過去最大になりました。中央通り再編事業の本格化や、多様なこどもの居場所づくりのための事業を盛り込んでいます。
本市の財政状況は、700億円を上回る市税収入に支えられ、健全な状況を維持しています。今後も最小の経費で最大の効果を得られるよう、適正な財政運営をしていきます。