くらし まちづくり協議会特集 自分たちのまちは、自分たちでつくる。(1)
- 1/39
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊勢市
- 広報紙名 : 広報いせ 令和7年4月1日号
地域活動は防災、防犯、福祉、子育てなどのさまざまな分野において、市民の皆さんの住みよい生活を支える柱となっています。
人口減少・少子高齢化の進行や生活様式の多様化により、地域のつながりの希薄化が進み、家族や地域で支え合う機能が失われつつあります。
地域の人と人のつながりを維持するためには、地域に暮らし、地域に愛着を持って生活する皆さんが協力し合い、支え合うことが必要です。
伊勢市では、将来にわたって住みよいまちを実現するために「ふるさと未来づくり」を推進しています。
■ふるさと未来づくり
ふるさと未来づくりとは、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という考えのもと、住民の皆さんが主役となることで、身近な課題を自ら解決し、地域の特性を生かしてまちづくりを行い、将来にわたって豊かで住みよいまちを実現するための地域自治の仕組みです。
平成27年4月にふるさと未来づくりの目的・基本理念、まちづくり協議会の役割などを定めた「伊勢市ふるさと未来づくり条例」が施行され、令和7年4月で10年を迎えました。
■まちづくり協議会
まちづくり協議会とは、小学校区を基本単位にした、地域の課題を解決する地域自治組織です。伊勢市内全ての地域に、合わせて23のまちづくり協議会があり、各まちづくり協議会では、地域の特性やニーズに応じた、住みよいまちづくりの推進に取り組んでいます。
■まちづくり協議会の活動への思い
◇役員さんが地域のために尽力していることを実感
まちづくり協議会のイベントに小中学生を呼び込みたいと思い、人気の謎解き脱出ゲームをしてはどうかと提案し、実現しました。そのほかにも、凧(たこ)あげや「宿題会andランチ」の運営を手伝ったほか、総会や防災フェスタの開会式では司会を担当しました。活動を通じて、役員や委員の皆さんが地域をより良くするために尽力していることを実感しました。
城田地区まちづくり協議会 土田さん
◇仕事と両立しながら、自分ができることに取り組みたい
環境美化委員会に所属していて、花壇の維持管理や二見浦海岸の清掃、ごみマナーの啓発などを行っています。ごみマナーが改善されたと聞いた時や、花壇の花がきれいに咲いた時は本当にうれしいです。日常の仕事をしながら活動を継続していくことは大変ですが、お木曳行事への参加なども含め、これからも自分ができる範囲で取り組んでいこうと思っています。
二見まちづくりの会 橘さん
◇防災・減災の重要性を伝え続けたい
転勤先で災害を経験した後、伊勢に戻ってきました。伊勢も南海トラフ地震の被害が懸念されることもあり、災害について学び、防災や地域づくりの専門知識を併せ持った「三重のさきもり」や防災士となりました。その過程で民生委員・児童委員やまちづくり協議会役員にもなりました。官民学で連携し、笑顔を意識しながら子どもたちへ防災・減災の重要性を伝え続けたいです。
明倫地区まちづくり協議会 中川さん
■皇學館大学生が地域のまちづくりを体験
まちづくり協議会のイベントなどに参加する中で、その地域の特徴やニーズに応じて住民みんなで作り上げていくことが、まちづくり活動の意義であると感じました。私自身の抱負として未来に向けたまちづくりのため、まずは私が住む地域のイベントなどに参加し、若者として意見を発信していきたいです。
皇學館大学 岩野さん
問合せ:市民交流課
【電話】21-5563【FAX】21-5522