子育て シリーズ いじめで苦しむこどもがゼロの社会へ

第2回 子どもたちのサインを見逃さないために
夏休み明けは、生活のリズムや学校での友だち関係が変化し、子どもはストレスを感じやすくなります。子どもが学校生活にスムーズに戻れるようサポートすることが大切です。

■こんなサイン、感じませんか?
・くち数が減り、表情が暗くなった
・寝つきが悪い、朝はなかなか起きられない
・イライラしたり、すぐ怒ったりすることが増えた
・今まで仲が良かった友だちと遊ばなくなった
・制服や体操着が汚れている など

■いじめが与える影響
いじめは、早期発見と深刻化させないことが重要です。
子どもの頃にいじめを受けた人は、不登校や学力低下・健康上の問題へつながり、将来職場でもいじめ被害を受けやすい傾向にあります。いじめを見ていた傍観者も、長期にわたり「何もできなかった」と悔やみ、心の健康に影響を受けることがあり、その後の人生に大きな影響を与えかねません。

■「いじめられる側にも問題がある」は間違い
どんな理由があってもいじめは許されることではありません。日頃から親子でコミュニケーションを取り、子どもたちが相談しやすい雰囲気を作っておきましょう。
また相談されたときは、いじめを受けた子どもがさらに傷つかないような言葉をかけることも大切です。励ましが、責めるように聞こえることもあります。「話してくれてありがとう」「つらかったね」といった、気持ちに寄り添う声かけを心がけましょう。

■悩んだときは…いじめ相談窓口
学校とは違う立場で寄り添い、一緒に考えます。
相談方法:直接同センターへ来所のほか、LINE・Eメール(【メール】[email protected])でも相談できます。
友だち・クラブ・塾などの相談もできます。
※二次元コードは本紙をご覧下さい。

問合せ:福祉総合支援センター
【電話】21-5709【FAX】63-5420